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ハイレゾプレーヤー「AR-M2」が12万円に値下げ。新モデルM20は17日発売

 フロンティアファクトリーは、米Acoustic Researchのハイレゾプレーヤーの「AR-M2」を6月17日から値下げ。オープンプライスで、直販価格は従来13万8,000円だったが、12万円となる。なお、同日にはハイコストパフォーマンスモデルと位置付けられる「AR-M20」(直販74,000円)が発売される。

AR-M2

 また、直販サイト限定で、M2とM20向けのケースが2種類、新たに発売される。

 「Genuine Leather Case」は、プレーヤーのディスプレイを露出させたまま本体を保護するオープンタイプのケース。装着したまま、プレーヤーのコントロールボタンを操作できる。本皮製で、背面にはARのロゴが型押しされている。M2向け(品番:AVARCKZ113)、M20向け(AVARCKZ114)それぞれを用意し、価格は5,980円(税込)。

Genuine Leather Case

 プレーヤーを挟むフラップタイプの「Folio Case Kit」も発売。フラップで液晶面を保護。装着したまま各種ボタンや端子にアクセスできる。素材は合皮製。フラップの表と裏にARロゴを型押ししている。ケースとプレーヤーは接着パッドで固定する。M2向け(品番:AVARM20111)、M20向け(AVARCKZ112)を用意し、価格は2,980円(税込)。

Folio Case Kit

 AR-M2は、5型のディスプレイを備え、Android 4.3をOSに採用したハイレゾプレーヤー。エレガントなデザインで、64GBの内蔵メモリを搭載。200GBまでのカードが利用できるmicroSDXCスロットも装備する。DACはバーブラウンの「PCM1794A」。オペアンプはバーブラウン「OPA2134」を2基、プリアンプとローパスフィルタとして採用。ヘッドフォンアンプには、電流帰還型のTI「TPA6120A2」を採用している。

 5.6MHzまでのDSDやDXD、384kHz/32bitまでのFLAC、WAVなどのハイレゾファイルが再生可能。しかし、DSD/DXD再生はPCM変換となる。

 薄くなった新型の「AR-M20」は、内蔵メモリ32GB。microSDXCスロットを備える。DACは「PCM5242」。DAC内部でオペアンプとコンデンサの処理を行なう、ダイレクトドライブ方式を採用。オペアンプが無くなり、M2のような2段増幅回路は採用していない。ヘッドフォンアンプは「TPA6120A2」を採用。M2はアナログタイプのボリュームを採用しているが、M20はデジタルタイプとなる。

AR-M20
側面から比較。左側のM20は、M2の背面にある黒い出っ張り部分がほとんど無くなったほどの薄さ