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ソニーのアナログ文字盤スマートウオッチ「wena wrist」。バンドに電子マネー
2016年6月30日 11:57
ソニーは、スマートウオッチ「wena wrist(ウェナ リスト)」の2モデルの発売を30日から開始した。モデルとカラーによって価格は異なり、Chronograph(クロノグラフ)タイプのシルバー「WN-WC01S」が59,800円、プレミアムブラック「WN-WC01B」が69,800円。Three Hands(3針)のシルバー「WN-WT01S」が42,800円、プレミアムブラック「WN-WT01B」が49,800円、ホワイト「WN-WT01W」が43,800円。
時計専門店、百貨店に加え、ソニーの運営するEコマースサイト「First Flight」で販売する。
ソニーの社内からビジネスアイデアを募る、新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」から誕生した製品。2015年秋に、「First Flight」でクラウドファンディングを実施し、国内初となる1億円以上の支援を獲得。クラウドファンディングで支援した2,000人以上には製品が既に届けられており、一般販売が開始された。
外観はアナログなデザインの時計だが、スマートフォンと連携でき、バンド部分にFeliCaの電子マネー機能を搭載。対応するレジなどで、手首をかざすだけでおサイフケータイ対応サービスを利用できる。
さらに、スマホへの電話、メール、SNSなどの着信・更新を7色のLEDで通知。活動量計も搭載し、一日の歩数や消費カロリーのログを保存。スマホの専用アプリで確認できる。これらの連携用のアプリは、クラウドファンディング時iOS版のみを提供していたが、新たにAndroid版の提供も開始する。
なお、Android版アプリでは、通知、ログ機能は利用できるが、電子マネー機能には制限がある。電子マネー機能の有効化にはフェリカネットワークスの提供する「おサイフリンク」アプリが必要だが、同アプリは現在iOS版のみ提供され、Android版は無いため。Android端末のみと連携する場合は、コンビニなどのレジで楽天 Edyのチャージ&使用が可能な「楽天 Edy 初期設定代行サービス(有料)付き wena wrist」(First Flight限定)が紹介されている。
デザイン性も追求。部品を分散配置する事で、従来の腕時計のバンドと同等のサイズを実現。ヘッド部分は、国内時計メーカーにより設計・製造されており、「長年培われてきたアナログ腕時計の美しい佇まいが楽しめる」という。
周辺機器として、充電クリップ「WN-WCC01」(1,980円)も発売。調整コマなどのアクセサリも単品販売する。