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エイサーから“ゲーミングプロジェクタ”。フルHD/短焦点で約16万円

 日本エイサーは、ゲーミングブランド「Predator」シリーズ初のプロジェクタとして、フルHD解像度のDLPチップや短焦点レンズを採用した「Z650」を7月5日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16万円前後。

Z650

 DLP方式を採用し、0.65型/1,920×1,080ドットのフルHDパネルを搭載。細部まで鮮明な映像を表示でき、「投映世界に引き込まれるような臨場感を味わえる」とする。光源のランプは240Wで、輝度は2,200ルーメン。コントラスト比は最大2万:1。

 短焦点レンズにより、約1.5メートルの投映距離で100型の画面を投写可能。投写距離は0.9m~4.6mで、投写可能サイズは54型~300型。ズーム(1〜1.1倍)とフォーカスは手動。

投映距離約1.5メートルで100型投写

 ゲーム映像の特性に合わせ、3種類の表示設定をプリセット。黒の強弱を調節して暗部の視認性を高める「Dark FPS」、明るいシーンでコントラストを利かせる「Bright FPS」、リアルタイムで映像を自動調節する「Game Auto」で、好みに合わせて選択できる。

3種類の表示設定をプリセット

 色再現性を高める「Color Purity」を採用し、6セグメントのRGBRGBカラーホイールを搭載。従来比で色域が17%広がり、鮮やかで自然な色合いを再現できるとする。sRGBモードも搭載する。長時間使用による色味の劣化を抑える「ColorSafe II」技術も採用している。

色再現性を高める「Color Purity」採用

 3D映像投写に対応し、DLPチップとランプ出力を調節して、3D映像時の色再現性を高めるという「ColorBoost3D」テクノロジーを備える。2D映像を3Dに変換する「2D to 3D変換機能」も装備する。

 2系統のHDMI入力を備え、1系統はMHLに対応。スマートフォンなどを接続して、写真や動画などを投写できる。その他の入力は、コンポーネント、S映像、コンポジット、アナログRGB(D-sub 15ピン)が各1系統。音声入力はステレオミニ×1。

 本体に10W×2chのスピーカーを搭載し、DTS Soundに対応する。Bluetooth機能を内蔵し、ワイヤレス音声再生も可能。ステレオミニの音声出力も1系統備える。その他、制御用のRS232端子や、USB mini B端子を各1系統備える。

 消費電力は424W(待機時0.5W)。外形寸法は357×241×98mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.4kg。