ニュース

米国テレビのVIZIOを、映像配信の中国LeEcoが20億ドルで買収

 中国のLeEco(楽視)は、米テレビ大手のVIZIOを20億ドルで買収したことを、米国時間の26日に発表した。

VIZIOの「Reference Series」

 '02年設立のVIZIOは、工場を持たないことで低価格なテレビを製造するメーカーとして米国で成長し、北米でスマートテレビやサウンドバーなどの高いシェアを持ち、HDRのDolby Visionにいち早く対応するなど、高付加価値モデルにもラインナップを広げている。

 LeEcoは、中国で映像配信サービスや、テレビ/スマートフォンなどのハードウェアを手掛ける企業。VIZIOの買収により北米市場でのビジネス拡大を図るほか、VIZIOのグローバル展開を促進するという。

 VIZIOブランドは維持され、販売チャネルやサポートも北米で継続する。今回の買収に、VIZIOの視聴データビジネス事業を展開するInscapeは含まれず、スピンアウトにより別会社となる。VIZIO創業者で現会長兼CEOのWilliam Wang氏はInscapeの会長兼CEOに就任する。