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DP-X1/XDP-100Rに「アートワークモード」。WAVのID3対応

 オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、Android搭載ポータブルオーディオプレーヤー「DP-X1」と「XDP-100R」用の再生アプリ「Music」に、新しい再生画面「アートワークモード」を追加するなど機能を強化したバージョン1.30.0を公開した。

オンキヨー「DP-X1」(左)/パイオニア「XDP-100R」(右)

 「アートワークモード」は、ジャケットをフルサイズ・フルカラーで今までより大きく表示しつつ、楽曲再生などの操作も行なえるインターフェイスデザイン。シークバーや再生ボタンなどは、親指が届く下半分のエリアに配置している。

新しく追加された「アートワークモード」の画面

 これまではシークバーなどの再生操作部分を大きくとり、楽曲のアートワーク(ジャケット画像)は、その背後に部分拡大させた形で彩度を落として配置。再生画面上の小さなアートワークサムネイルをタップするとフルサイズ・フルカラー表示できたが、その状態からは画面上から再生/停止などの楽曲コントロールはできなかった。

 従来の再生画面は「オリジナルモード」として引き続き搭載され、プレーヤーのスキンを切り替える形で使用できる。切り替えは、右端のサイドメニューに追加された項目「再生画面モードの変更」から行なえる。

DP-X1のアートワークモード/オリジナルモード切り替え画面
XDP-100Rのアートワークモード/オリジナルモード切り替え画面

 イベントでユーザーからの意見を募集し、それを反映させたものとして作られた。7月に開催されたイベント「ポタフェス2016」などで先行披露していた。

ポタフェス2016で展示されていたDP-X1。アートワークモードを選んだところ

 このほか、WAVファイルに埋め込まれたID3タグの読み込みに対応。また、MQA再生時の表示関連の修正や、音楽再生時の安定性の改善が行なわれる。

 DP-X1とXDP-100Rは、最大384kHz/24bitのFLAC/WAVやDSD 11.2MHz再生(ヘッドフォン出力時はPCM変換)に対応するハイレゾプレーヤー。DP-X1はバランス出力できる2.5mm 4極のヘッドフォン出力を備えており、XDP-100Rはバランス出力には非対応。