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ハウステンボスがギャガの筆頭株主に。映画とテーマパークの親和性に着目

 映画配給や映像エンタテインメントを手掛けるギャガは、29日付けでハウステンボスとクリーク・アンド・リバーを引受先とする第三者割当増資を実施。これにより、ハウステンボスがギャガの発行済株式の36%を取得し、筆頭株主となる。金額は非公開。

 今回の増資により、持ち株比率はハウステンボスが36%、ティーワイリミテッド(依田巽氏100%株式保有会社)27.05%、依田巽21.95%、クリーク・アンド・リバー15%となる。

 ギャガは、「映画配給事業を主軸に据えた経営」から、創業30周年を迎え、「総合エンタテインメント企業」への移行に向けた、ビジネスモデルの再構築と事業領域の拡大に取り組んいる。その中で、経営基盤の強化が重要課題となり、長期に渡り持続的な関係を構築できる事業パートナーとして、映画との親和性の高いテーマパーク事業を手掛けるハウステンボスと、エージェンシー、プロデュース、ライツマネジメントなどの事業を柱に映画、テレビ、VR、映像、ゲームなど様々なコンテンツ企画・開発・制作を手掛けるクリーク・アンド・リバーに対して、第三者割当増資を実施した。

 今回の増資は、ハウステンボスとクリーク・アンド・リバー共同の引受となる。ギャガでは、「両社とのシナジー効果を最大限に高めて総合エンタテインメント企業として、国内外を問わず多角的に事業推進する」と説明。今回の増資による経営体制の変更はない。