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音茶楽、制振塗装と独立4芯ケーブルのハイレゾイヤフォン「Flat4-粋Plus」

 音茶楽は、ハイレゾ対応のカナル型(耳栓型)イヤフォン「Flat4-粋Plus」(SUI Plus)を8月10日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は32,500円前後。販売店舗は、フジヤエービック、eイヤホン、ヨドバシカメラの一部店舗、音茶楽Sound Customize店舗など。

Flat4-粋Plus

 ’12年発売の「Flat4-粋」から音質向上を図ったイヤフォン。片側に10mm径のダイナミック型ユニット「010e002」を2つ水平に対向配置する。独自の「Flat4(Full-range 2-element 4-way effect)」方式は、Flat4-粋と共通だが、ユニットはプレートとヨークのメッキを従来のニッケルから銅に変更し、電磁歪を抑えた。

 加えて、位相補正チューブの塗装変更やケーブルの4芯化によるセパレーション向上などにより、「Flat -4粋の良さはそのままに、Flat4シリーズの中でも穏やかでバランスの良い音に仕上がった」という。

 位相補正チューブは、外耳道を塞ぐ事で生じる6kHz付近の共振を低減するもので、新たに制振効果の高い弐型塗装を施して、より細かい余韻も再現可能としている。

 ケーブルは1.2mのY型。ケーブルの分岐-プラグ間は4芯構造に変更することで、左右チャンネルのグラウンドを分離してセパレーションを向上させた。入力端子はステレオミニの3極となる。筐体のフロントとリアキャビネットには液晶ポリマーを採用。センター部分はアルミニウム削り出し。重量は約18g。

筐体の内部構造
ケーブルの分岐-プラグ間は4芯構造

 出力音圧レベルは104dB/mW。磁気回路にはネオジウムマグネットを使用。周波数特性は3.5Hz〜45kHz。最大入力は400mWで、ボイスコイルには特殊CCAW線を採用。インピーダンスは18Ω。

 フォームタイプのイヤーピース「コンプライT-200」M/Lサイズと、シリコン製ピースの「SpinFit」S/M/Lを同梱。収納缶やL型接続ケーブル、クリーニングクロスも付属する。

Flat4-粋Plusの収納缶