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フルテック、ノイズ/振動対策したケーブル型の電源フィルタ
2016年8月8日 13:34
フルテックは、電源ケーブルとオーディオ機器の間に挿入し、ノイズ成分を除去するインラインフィルタ「Flux-50 NCF Filter」を8月10日より発売する。価格は89,000円。
AC電源のノイズ成分を除去するフィルタを内蔵した電源用アクセサリ。電源ケーブル由来の振動を10分の1以下に抑えて音質に影響する共振も防ぐという。
インレットプラグはフルテックの「FI-50 NCF(R)」。削り出しステンレス合金と制振効果のある特殊樹脂、カーボンファイバーの3層構造で、静電気対策用の特殊素材「NCF」も採用。「ノイズの発生を抑え、静寂感が高まり、音の濁りがなくなることにより、埋もれていた音源本来の魅力を引き出す」としている。電極部は純銅で、ロジウムメッキとαプロセス処理(-196度での超低温処理&特殊電磁界処理)を施している。不要輻射ノイズを抑えるアースジャンパーも装備。
フィルタ側の筐体は削り出しのアルミ合金と、電磁波吸収材「GC-303」、カーボンファイバーの3層構造で、特殊制振素材を使用した「ネオダンパーテクノロジー」も採用。内部に、インレットコネクタと一体化した直列コイルとコンデンサで構成したフィルタ回路を搭載。100kHzで約8dB、500kHzで約14dBのノイズ成分を減衰させるという。電極にはロジウムメッキを施し、フィルタ内部にはエポキシ材を充填して振動の影響を軽減している。
ケーブルはα導体(OCC素材)を62本採用。オーディオグレードのPVCとカーボンパウダー調合の高機能PVCを絶縁体として使用する2重シース構造とした。シールドはα導体の撚り合せ編組。外装は強度を高めたナイロン編組。ケーブルの外径は18.8mm。