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King Sound、静電型で約85,000円からのヘッドフォン。真空管搭載アンプも
2016年8月10日 13:00
トップウイングは、香港King Soundブランドのエレクトロスタティック(静電型)ヘッドフォン2製品と、これらと組み合わせられるヘッドフォンアンプ2製品を8月30日より発売する。いずれもオープンプライスで、店頭予想価格は、ヘッドフォンの「KS-H3」が11万1,000円前後、「KS-H2」が85,000円前後。真空管ヘッドフォンアンプ「M-20」が21万円前後、縦置き型ヘッドフォンアンプ「M-10」が70,000円前後。
King Soundは、香港King's Audioのオーディオ部門から生まれたブランド。2015年にはポータブル用ヘッドフォン「KS-H4」(実売12万5,000円前後)と、静電型ポータブルアンプ「M-03」(同6万円前後)を発売している。
静電型ヘッドフォンのKS-H3/KS-H2
KS-H3は、据え置きオーディオとの組み合わせを想定したヘッドフォン。上位の「KS-H4」からリケーブル機能を省き、ハウジングのデザインも変更。音質以外に関わるコストを抑え、低価格化した。カラーはシルバーとブラック。
ハウジングはパンチングメタルで、開放型ヘッドフォンのメリットである、ユニットが背圧を受けないという点をさらに進め、背圧の逃し方にこだわって低域の改善や音場の拡大を図っている。周波数特性は6Hz~46kHz、静電容量は140pF、インピーダンスは113kΩ(10kHz)、感度は109dB。重量は460g。
KS-H2は、本体の素材を変更して価格を抑えたタイプ。カラーはシルバーとブラック。ハウジングはパンチングメタルを採用。周波数特性は10Hz~46kHz、静電容量は140pF、インピーダンスは113kΩ(10kHz)、感度は109dB。重量は420g。
いずれもケーブルにESL(静電型ヘッドフォン用)プラグを備える。
静電型出力を備えた据え置き型アンプのM-20/M-10
静電型ヘッドフォンを駆動する据え置き型ヘッドフォンアンプとして、真空管を搭載した「M-20」と縦置き型の「M-10」を用意。
「M-20」は、真空管を使用した増幅回路を組み込んだ製品。ESL端子を備え、対応するヘッドフォンを駆動可能。周波数特性は10Hz~20kHz、ゲインは58dB、SN比は100dB以上。入力はアナログRCAで、入力インピーダンスは47kΩ、定格入力は150mV。外形寸法は155×380×115mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.2kg。
「M-10」は、放熱性に配慮した縦置きデザインを採用。ESL端子と、RCAのスルー出力を備える。周波数特性は10Hz~50kHz、ゲインは58dB、SN比は100dB以上。入力はアナログRCAと、3.5mmステレオミニを備え、ポータブルオーディオと直接接続も可能。入力インピーダンスは24kΩ、定格入力は150mV。外形寸法は60×175×265mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.3kg。