ニュース

Android 7.0「Nougat」がNexus端末向けに提供開始。マルチウィンドウやVR強化

 Googleは22日、最新のAndroid OS「Android 7.0 Nougat(ヌガー)」をNexusスマートフォン/タブレット向けに提供開始した。250以上の新機能を追加し、今後数週間以内にネット経由でのOTAソフトウェア・アップデートにより、Nexus 6、Nexus 5X、Nexusスマートフォン 6P、Nexus 9、Pixel C、Android One向けに提供する。

Android 7.0 Nougat(ヌガー)は、マルチウィンドウに対応

 Nougatでは、新たな3DレンダリングAPI「Vulkan」によるゲーム体験の向上に加え、VRプラットフォーム「Daydream」をサポート。国内未発売だが、Daydream対応の端末やヘッドセット、コントローラを用いたVR体験が可能となる。

DaydreamによるVR対応強化

 さらにマルチウィンドウに対応。2つのアプリ画面を並べ、画面を分割して表示可能。画面を分割しているディバイダーをドラッグして、ウィンドウサイズの変更も行なえる。また、アプリを開かずに通知画面から直接返信する「ダイレクト返信」やマルチタスクボタンをダブルタップするだけで、直前に使用していたアプリに切り替える「クイックスイッチ」も可能。

 絵文字の種類も拡大。72種類の新しい絵文字を含む、計1,500以上の絵文字が組み込まれた。複数言語の設定も可能となり、設定した言語にあわせてアプリが表示コンテンツを切り替えられるようになる。例えば複数の言語を設定して検索した場合、各言語での表示が行なえる。

絵文字対応を強化

 バッテリ消費を抑えるDozeモードも進化。ポケットやかばんに端末を入れた際に、消費電力を抑えられるという。セキュリティも強化し、ファイル単位での暗号化に対応。企業向けに提供しているAndroid for Workのセキュリティも強化している。