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USB Type-CからHDMI信号出力する「Alt Mode」が規格化
2016年9月2日 20:42
HDMI Licensingは、USB Type-C端子から、HDMIの映像/音声出力を可能とする「HDMI Alternate Mode(Alt Mode)」を発表した。Alt Mode対応のUSB Type-C搭載機器から、HDMI搭載ディスプレイにダイレクトに信号出力可能になる。
スマートフォンやタブレット、PCなどのUSB Type-C端子を備えたデバイスでの採用を目標としており、HDMI 1.4b相当の機能を実現。USB Type-C端子から、4K信号出力や、オーディオリターンチャンネル(ARC)、3D、HDMI Ethernet Channnel(HEC)、CECなどのHDMI信号を伝送可能にする。ディスプレイ側は特別な対応は必要無い。
Alt Modeの規格化にあわせて、USB Type-CコネクタとHDMIコネクタによる新たなケーブル(USB Type-C to HDMI cable)も規格化。対応機器同士を同ケーブルで接続することで、アダプタやドングルなしに、PCやスマートフォンのUSB Type-CからHDMI出力可能になる。
規格書は提供開始済みで、搭載製品は'17年1月の「CES 2017」で発表される予定。その後、来年早々の製品化を見込んでいるという。