ニュース
Technicsの“磁性流体ドライバ”有線無線聴き比べ。SHANLING新DAP「M3 Plus」が初展示
2025年5月31日 19:32
e☆イヤホンによるポータブルオーディオの展示試聴イベント「ポタフェス2025 大阪」が、大阪 グランキューブ大阪にて開催。ここではTechnicsやMUSIN、ハーマンインターナショナルなどのブースをレポートする。
Technics
Technicsのブースでは、1月から販売している「EAH-AZ100」を試聴展示。2019年に発売した磁性流体ドライバーを搭載する有線イヤフォン「EAH-TZ700」も用意され、同素材を採用したドライバーの有線と完全ワイヤレスでの試聴比較が行なえる環境が用意された。
MUSIN
MUSINのブースでは、SHANLINGの新DAP「M3 Plus」を国内初展示。6月下旬発売予定で、価格は62,300円前後を見込んでいる。
ウェーブデザインを採用したアルミニウム製のボディに、4.7型のディスプレイを搭載。DACには「CS43198」を4基、アンプは「SGM8262」を2基備え、最大768kHz/32bitのPCMと、DSD512の再生に対応。最大出力レベルは4.4mmバランス出力のHigh Gain設定時で800mW@32Ωを実現している。
OSはAndroid 13で、SoCはSnapdragon665を採用。メモリ容量は4GB。Bluetooth コーデックはSBC、aptX、aptX HD、LDACの送信をサポート。LDACとSBCは受信することもできる。
またSHANLINGからは、USB DAC内蔵のポータブルCDプレーヤー「EC Zero T」を注目の製品として試聴展示している。「EH2」に継ぐ自社開発R2R-DACを搭載し、RAYTHEON JAN6418真空管をデュアルで搭載しているのが特徴。ピュアなCD再生機能とUSB-DAC機能に特化しているほか、Bluetooth送信機能・リッピング機能にも対応している。
iBassoからは、新DAP「DX260MK2」を参考展示。6月下旬発売予定で、価格は16万円前後を予定している。パーツ供給の問題で早いタイミングで生産終了となった「DX260」のマイナーチェンジモデルで、SoCにSnapdragon665を採用し、OSもAndroid 11から13へアップデートしたモデルとなっている。
ハーマンインターナショナル
ハーマンインターナショナルのブースでは、JBLの新ワイヤレスヘッドフォン「Tour One M3」(直販49,500円)とトランスミッター付きの「Tour One M3 Smart Tx」(直販57,200円)を試聴展示。
マイカ素材を採用した40mm径ダイナミック・ドライバーを搭載。BluetoothのコーデックはSBC、AAC、LC3、LDACに対応する。DACも内蔵しており、パソコンなどとUSBケーブルで有線接続できる。
Tour One M3 Smart Txのトランスミッターにはディスプレイが搭載されており、各種設定をトランスミッターから簡単に操作できる。音楽の再生操作や、ANCのモード切替など、ヘッドフォンのリモコンとしても使用可能。
トランスミッターにはUSB-Cを備えており、同梱のUSBケーブルを使い、飛行機内のエンターテインメントシステムやテレビ、ゲーム機と接続できる。それら機器のサウンドを、トランスミッターからワイヤレスで送信し、ヘッドフォンで聴く事ができる。
充電ケースにディスプレイを搭載する完全ワイヤレスイヤフォン「TOUR PRO 3」も展示しており、Tour One M3との聴き比べも行なえた。
ピクセル
ピクセルブースでは、acoustuneのモニターイヤフォンシリーズの新製品となる「RS FIVE」が参考展示。7月中旬発売予定で、価格は未定。RS ONEやRS THREEの上位機種という位置づけになるとのこと。
Hi-Unit / ピヤホン
Hi-Unit/ピヤホンブースでは、ピエール中野が音質監修した左右一体型のワイヤレスイヤフォン「セミワイヤレスピヤホン2」をイベント初展示。7月発売予定で、価格は9,000円前後の予定
より幅広い人に使ってもらうことを想定した製品となっており、対応コーデックもあえてSBCだけにして、「シンプルに、求め辿り着いた音がここにあります」とのこと。