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ハーマン、新開発ユニット採用の米REVELスピーカー「CONCERTA2」3製品
2016年9月15日 16:10
ハーマンインターナショナルは、米REVELのスピーカー「CONCERTA2」シリーズを9月下旬より発売する。フロア型の「F35」、ブックシェルフ「M16」、センター「C25」をラインナップし、価格はF35が85,000円/1本、M16が48,000円/1本、C25が78,000円/1本。ハイグロス仕上げのブラックとホワイトの2色を用意する。
REVELは米・カリフォルニアのハイエンドスピーカーブランドで、「CONCERTA2」シリーズは、REVELの国内本格展開に向けて投入するエントリーモデルという位置づけ。いずれも新開発のユニットを採用しており、JBLなどハーマンの持つ音響技術や高品質な評価システム、心理音響工学理論などを活用して設計されている。
フロア型「F35」
新開発の25mm径ツイータと130mm径ウーファ×3を搭載。ウーファのうち、一番上の1基はミッドレンジの帯域を割り当てた2.5ウェイ4スピーカー構成としている。計3基の130mmユニットにより、サイズからは想像できないほどの音の豊かな臨場感やスケール感、リアルで艶やかなボーカルや楽器の音色が得られるとする。
ウーファはアルミコーンの両面をセラミック処理したMCC(マイクロ・セラミック・コンポジット)振動板を採用。高いヤング率と適度な内部損失を実現する。内部のアルミと異なる物性とすることで金属特有のキャラクターを排除。「樹脂、アラミド、紙のいずれのコーンとも違う音色を生み出す」としている。
ツイータは25mm径のアルミ合金ドーム型振動板を採用。軽量で耐久性のあるクロスエッジを採用し、十分なバックキャビティを確保。共振周波数を使用帯域よりもはるかに低い800Hzとして、クロスオーバー周辺のリニアリティを向上するという。そのほか、独自のウェーブガイドやイコライザで音の拡散性を向上させ、指向特性と軸上周波数特性も改善させている。
エンクロージャは背面バスレフ型。クロスオーバー周波数は575Hz、1.8kHz。出力音圧レベルは90dB。インピーダンスは6Ω。周波数特性は55Hz~28kHz(-3dB)。推奨アンプ出力は30~180W(6Ω)。外形寸法は214×310×1,023mm(幅×奥行き×高さ)、重量は18.6kg。スパイク×4個、グリルが付属する。
ブックシェルフ型「M16」
25mm径ツイータと160mm径ウーファを搭載した2ウェイ構成のブックシェルフ型スピーカー。F35と同様に、MCC振動板を採用したウーファユニットや、25mm径のアルミドーム型ツイータを採用する。独自のウェーブガイドやイコライザも採用し、音質向上を図っている。
エンクロージャは背面バスレフ型。クロスオーバー周波数は2.1kHz。出力音圧レベルは86dB。インピーダンスは6Ω。周波数特性は55Hz~28kHz(-3dB)。推奨アンプ出力は50〜120W(6Ω)。外形寸法は219×274×375mm(同)、重量は7.3kg。グリルが付属する。別売オプションのスタンドも、30,000円(ペア)で用意する。