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Hybridcastを使った4Kライブ配信デモを「メ~テレ秋まつり」で実施

 名古屋テレビ放送(メ~テレ)は、放送通信連携サービス「ハイブリッドキャスト(Hybridcast)」を使った4K映像のライブストリーミングデモを、名古屋市で9月24〜25日に開催する「メ~テレ秋まつり2016」において実施する。

4Kライブストリーミングデモで使用する機材

 放送と連携した情報提供や各種サービスをインターネット経由で提供できるHybridcastを活用したデモ。「メ~テレ秋まつり」会場の久屋大通公園(名古屋市中区)にある、「光の広場」に3台の4Kカメラを設置。ステージに設置した4K対応180型マルチモニタで、撮影映像を上映すると同時にインターネット経由でも送出し、会場のHybridcast対応4Kテレビで受信する。

4K対応180インチマルチモニタ

 ライブストリーミングデモには、エレメンタル製ライブエンコーダでH.265/HEVC@20Mbpsで4Kエンコードし、大型中継車を使わずに送出、クラウド上のWebサーバーを経由させて会場のHybridcast対応テレビで受信する。なお、会場敷設の光回線の混み具合によっては、ローカルサーバーからのストリーミングデモとなる。

 メ~テレは今年3月、地上デジタル放送と同じ番組をHybridcastを使って4K画質で同時配信し、同期再生する「4K同期放送」を放送エリア内において実施。今回はこの取り組みで蓄積したノウハウを活用。「現行の地上波放送と通信による4K映像の連携を想定したもので、将来の新たな4K伝送路の研究として実施する」としている。

 メ~テレ秋まつり2016の実施期間は、9月24日(土)~25日(水)の午前10時~午後6時。この中で、4Kライブストリーミング公開デモの実施日時は、24日が正午~午後5時頃まで、25日が午前10時30分~午後5時30分までとなる。イベントの詳細は公式サイトを参照のこと。