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メ~テレ、テレビ放送と同番組をHybridcastで4K同時配信。アクトビラと協力
(2016/3/28 20:18)
名古屋テレビ放送(メ~テレ)は、テレビ放送と同じ番組を4K画質で同時配信し、同期再生するハイブリッドキャスト(Hybridcast)の新たな取り組みを、アクトビラと共同で展開。3月27日3時55分放送の「どうぶつ劇場」で実施した。配信にはMPEG-DASH方式(DRM対応)を採用している。
番組の放送中に、対応するテレビ画面に2K/4Kの切替ボタンを表示、ワンタッチで地上波のテレビ放送(2K)から4K配信映像に切り替えて視聴できるサービスを、東海地区ローカル(愛知/岐阜/三重)の放送エリアで3月27日午前3時55分~午前4時5分放送の「どうぶつ劇場」において実施。2K/4Kの切り替えは、HybridcastのVOD機能を使って制御。放送波によりHybridcastブラウザを立ち上げ、 ユーザー操作をトリガーにして通信側のVODコンテンツに切り替えられる。VODでは放送番組と同じ内容を、通信経由で4K(2160p)配信する。配信内容は、3月12日にChannel 4Kでも放送された「どうぶつ劇場」の再編集版。
Hybridcastからユーザーが動画プレーヤーを起動(動画プレーヤーは協力会社のライブラリを使用)すると、同じ映像素材である放送側(2K)と通信側(4K)を同タイミングで切り替える。EITの番組時刻と経過時間をHybridcastブラウザから取得、 通信側動画サーバーに再生開始位置を渡して、 動画再生を行なう事で2K→4Kの切り替えを実施する。
メ~テレは、カラーグレーディングシステムや有機ELマスターモニターを備えた、 東海エリアでは初となるHDR(High Dynamic Range)制作対応の4K編集室を'15年9月11日に新設。同9月には4K制作特番「BOMBER-EダンスナイトSP」を、3月にはHDRコンテンツ「4Kどうぶつ劇場」を制作し、Channel 4Kで3月12日に放送していた。
同社は4Kコンテンツの活用や新たな4K伝送路を検討を進めており、その一環としてHybridcastによる4K伝送を実施。今後も将来に向けた同技術の検討を行なうという。