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DSD 11.2MHzを編集/変換できる無料ソフト「TEAC Hi-Res Editor」

 ティアックは、DSD 11.2MHzやPCM 384kHz/32bitなどに対応したオーディオ波形編集ソフト「TEAC Hi-Res Editor」を9月28日より同社サイトにて無料でダウンロード公開した。対応OSはWindows 7/8/8.1/10とMac OS X 10.9~10.11)。同社製ハードウェアのユーザー以外も利用できる。

TEAC Hi-Res Editor

 パソコン単体でDSDを含むハイレゾファイルの編集や変換が可能なソフト。DSD(DSF/DSDIFF)は2.8/5.6/11.2MHzに、PCMは44.1~384kHz、16/24/32bitのステレオ/モノラルに対応し、PCMとDSDの相互変換や、サンプリング周波数/量子化ビット数の変換も行なえる。なお、Mac版は、DSD 11.2MHzのモニター時に、DSD 5.6MHz以下へ変換して再生される。

 編集はファイル分割/結合に加え、イン/アウト点で指定した区間の変換と書き出しも行なえ、画面に表示された波形を見ながら設定ポイントを直接操作できる。ドライバはWASAPIやASIO 2.1、CoreAudioに対応。

 同社はTASCAMブランドからも「TASCAM Hi-Res Editor」を既にダウンロード提供中で、機能は共通。今回提供開始された「TEAC Hi-Res Editor」は、ティアック製品ユーザーなどを中心に訴求していく。

ファイル結合
エクスポート

 用途としては、同社USB DACやポータブルプレーヤーなどのユーザー向けに、手持ちのPCM楽曲やDSD変換など、再生機に合わせたハイレゾのフォーマットで再生するといった利用を紹介。また、TASCAMのステレオマスターレコーダ「DA-3000」で収録した DSDファイルの活用範囲も広げられるとしている。