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ソニー、ボディ内5軸手ブレ補正搭載の「α6500」を米国で11月発売

 ソニーは、APS-Cセンサー搭載ミラーレスデジタルカメラ「α6500」(ILCE-6500)を海外で発表。北米では11月、欧州では12月より発売する。ボディ単体の価格は約1,400ドル/1,700ユーロ。また、レンズ「SEL1670Z」付きのキットは欧州では約2,800ユーロで販売される。

α6500(ILCE-6500)

 また、現行モデル「α6000」の新色Graphite Greyも12月に欧州で発売する予定。

5軸手ブレ補正をソニーAPS-Cモデルで初搭載

 APS-Cサイズで有効2,420万画素のExmor CMOSセンサーを備えた、Eマウントのミラーレスデジタルカメラ。現行機種「α6300」と同様に、425点の像面位相差センサーを搭載。AF 0.05秒以下の「4Dフォーカス」システムを備え、高速連写は最高11コマ秒(ライブビュー連写は8コマ秒まで)。高速な内部処理とバッファメモリ拡張などにより、307枚の連続撮影が可能。

 同社APS-C搭載カメラで初となるボディ内の5軸手ブレ補正を“α6300とほぼ同サイズ”という本体に内蔵。動画撮影時のファストハイブリッドAFや、ハイスピード撮影中のAFにも対応する。タッチスクリーンAFにも対応し、フォーカスロックや動画AFなどに利用できる。

タッチAF対応

 動画の記録フォーマットはXAVC SとMP4、AVCHDで、XAVC S 4Kは、3,840×2,160ドット、30p/24p、ビットレート100/60Mbpsが選択可能。XAVC SのフルHDは、ハイスピードの120pが100Mbps、60Mbps、60p/30p/24pが、50Mbpsとなる。AVCHD/MP4は、最高1080/60p、28Mbps。S-Log2、S-Log3ガンマや、S-Gamutもサポート。

 新機能の「Slow and Quick(S&Q)モード」も搭載。フレームレートを1~100fpsまで8段階で設定可能で、50倍までのクイックモーションや、4倍までのスローモーションに対応する。4K動画から800万画素の静止画、フルHD動画から200万画素静止画の切り出しに対応する。

 本体デザインも見直され、α6000シリーズの携帯性を保ちつつ、α7 IIシリーズのユーザビリティを追求。0.39型/240万画素有機ELのビューファインダも備える。液晶モニターは3型92万画素。

左からα6000、α6500、α6300

 ボディはマグネシウム合金製。IEEE 802.11b/g/n無線LANを搭載し、NFCに対応。PlayMemories Camera Appsでスマートフォンやタブレットと連携し、撮影動画の転送や、カメラの遠隔制御が行なえる。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCと、メモリースティック PRO/PRO-HG デュオ。HDMIマイクロ出力を装備し、3,840×2,160ドット/30p出力などに対応する。外形寸法は約120×53.3×66.9mm(幅×奥行き×高さ)で、本体の重量(バッテリ/メモリースティック込み)は約453g。