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チタン製シェルを採用したカスタムイヤーモニター「FitEar TITAN」
2016年10月20日 07:45
須山歯研は、チタン製シェルを採用したFitEarの新カスタムイヤモニター「FitEar TITAN」を発表した。10月22日、23日に東京・中野サンプラザで開催される「秋のヘッドフォン祭2016」会場限定でモニター販売を行ない、価格はケーブル無しで28万9,440円(税込)、先着10名限定のケーブル付きが36万5,040円(税込)。耳型採取代などは別途必要。
ユーザーの耳型にあわせて、一人ひとりに最適な形状で制作するカスタムイヤーモニター(IEM)。金属積層造形(金属3Dプリンター)によるチタン製カスタムシェルを採用した世界初のカスタムIEMとしており、須山歯研が持つ歯科技工技術の製造ノウハウを活かし、なめらかな鏡面加工を実現。チタンシェルにあわせてフェイスプレートを黒の鏡面仕上げとしている。なお、金属素材を用いるため、完成後のリフィット作業は行なえない。注意点やオーダー方法の詳細はフジヤエービックのヘッドフォン祭ページで案内している。
ダイナミック型ドライバとバランスド・アーマチュアドライバによるハイブリッド構成で、ダイナミック型はフォステクスカンパニーによる9mmドライバを採用。ただし、同社が'15年に発表したハイブリッドカスタムIEM「FitEar Air」とは異なる設計で、ダイナミック型ドライバの実装方法を新たに設計することで、低域の持つアタックや音圧感、揺らぎや消え際などのセンシティブな表現の両立を目指したという。
耳穴に収まる部分が短い「ショートレッグシェル」デザインを採用。耳穴内の空気容積を大きく取ることで、気圧変化幅を最小限に抑え、振動板の動作規制を解消。高い遮音性を維持し、周囲の環境に左右されずにダイナミック型ドライバの利用を可能にしたという。
先着10名限定のケーブル(Cable009)付きと、ケーブル無しを用意。完成までの期間は2~3カ月。