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ソフトバンクがオーディオブランド「GLIDiC」発表。アルミのBluetoothイヤフォンなど
2016年10月20日 18:50
ソフトバンク コマース&サービスは、SoftBank SELECTIONのオーディオブランド「GLIDiC」(グライディック)を発表。第1弾として、アルミ合金製のBluetoothイヤフォン「Sound Air WS-5000」と、Bluetoothヘッドセット「Sound Air WS-3000」の2製品を発売する。10月20日から直販サイトで両製品の予約注文受付を開始した。
どちらも価格はオープンプライス。直販価格(税込)は、WS-5000が7,992円で11月25日発売、WS-3000が4,968円で10月21日発売。全国の家電量販店などでも販売する。
WS-5000
アルミ合金製の筐体を採用した、AAC/aptXコーデック対応のBluetoothイヤフォン。デザインは金管楽器モチーフの有線イヤフォン「SE-5000HR」('15年発売)を踏襲し、スーツやジャケットなどフォーマルな装いにもマッチするという。カラーは深みのある青も表現した「ブラック」と、「カッパー」の2色。
軽量なCCAWボイスコイルを使った6mm径のダイナミック型ドライバを搭載。ワイドレンジで歪みのないクリアなサウンドを実現する。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは11Ω。
Bluetooth 4.1に準拠し、対応プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSP。SCMS-Tもサポートし、ワンセグ音声も伝送できる。登録デバイス数は最大8台で、2台までの同時接続も可能。左右ユニットをつなぐケーブルの途中には、通話対応のリモコンマイクを備える。
リチウムポリマーバッテリを左右ユニット内に振り分けて内蔵し、質量を均等にして装着時の違和感を軽減。音楽再生・連続通話は最大約8時間。充電はmicro USB経由で行ない、充電時間は約3時間。重量は約15g。XS/S/M/Lのイヤーピースや、フィット感を高めるスタビライザーなどを同梱する。
WS-3000
既存の有線イヤフォン「SE-1000」の音響設計をベースとした、Bluetooth 4.1準拠のワイヤレスヘッドセット。小型レシーバとイヤフォンで構成する。カラーはホワイト、ブラック、レッドの3色を用意する。
イヤフォンは8mm径のダイナミック型ドライバを搭載し、ネオジウムマグネットも採用。ハウジングはアルミニウム合金で、豊かな低音とクリアな中高音域のサウンドをワイヤレスでも実現する。ツートンカラーのケーブルはフラットタイプで絡みにくく、4芯独立構造も採用してクロストークを抑え、音のセパレーション向上を図った。再生周波数帯域は20Hz~25kHz、インピーダンスは11Ω。
レシーバは3つのリモコンボタンとマイクを内蔵し、背面にクリップも備える。コーデックはSBC/AACをサポート。対応プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPで、SCMS-Tもサポートする。最大8台まで登録でき、2台の同時接続も可能。ステレオミニジャックを備え、同梱イヤフォンの他に手持ちのイヤフォンも接続できる。
リチウムポリマーバッテリを内蔵し、音楽再生・連続通話は最大約6時間。micro USB経由で充電可能で、充電時間は約2.5時間。接続したスマホ画面に、レシーバのバッテリ残量を表示することもできる。XS/S/M/Lのイヤーピースが付属する。
ソフトバンクはオーディオに注力。AKコラボのaptX HD対応ポタアンも
新ブランドの立ち上げにあたり、SoftBank SELECTION 事業推進本部の岩永公就氏(マーケティング企画室 マーケティングコミュニケーション課 課長)がコンセプトを説明。「GLIDiCは造語で、滑空を表す単語“GLIDE”に、~に関係する、を表す接尾辞“iC”を組み合わせたもの。スマートフォンで音楽を楽しむことが定着した今、ユーザビリティや最新技術の導入、動画視聴や通話へのこだわりなどをベースに、『モバイルに最適なサウンドエクスペリエンスの提供』をテーマとし、高音質かつコストフォーマンスの高いオリジナル開発のオーディオ製品を展開していく」。
「キーメッセージ『動くひとの、音』は、移動時の利用に最適な音や使い心地を追求するという意味を込めた。ブランドのロゴは頭文字のGを表し、心臓の鼓動に呼応するビートの表現や、耳の形やイヤフォンをイメージさせるデザインも取り入れて、音への強いこだわりを表現したもの」(岩永氏)とする。
GLIDiCは、WS-5000/3000に加え、既に発売中のノイズキャンセリングBluetoothイヤフォン「Smart Quiet WS-7000NC」と、金管楽器モチーフでハイレゾ対応の有線イヤフォン「SE-5000HR」、「music piece SE-1000」の合計5製品で展開する。
このほか、GLIDiCブランドとは別のオーディオ製品として、Astell&Kernと共同開発したaptX HD対応のワイヤレスポータブルアンプ「XHA-9000」(直販税込19,800円)を紹介。既報の通り、48kHz/24bitのハイレゾ相当で音楽をワイヤレス伝送できるポータブルヘッドフォンアンプで、高音質コーデックのAAC/aptXに加え、aptX HDにも対応。出力はステレオミニのアンバランスと、2.5mm 4極のバランス出力の2系統。
「SoftBank SELECTIONのオーディオをコアなオーディオファンにも知ってもらいたい」という意図でコラボしたもので、ハイレゾイヤフォンのSE-5000HRの性能をワイヤレスでも引き出せるよう、Astell&Kernの開発したワイヤレスポータブルアンプにソフトバンクの聴感技術者による音質チューニングを加えた。ただし、ソフトバンクのスマートフォンでaptX HD対応モデルは現時点のラインナップにはなく、今後導入を検討していくという。