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ソフトバンク、1万円を切るAAC対応の左右分離イヤフォン「Sound Air TW-5000」

 ソフトバンク コマース&サービスは、SoftBank SELECTIONのオーディオブランド「GLIDiC」(グライディック)の新製品として、左右分離型イヤフォン「Sound Air TW-5000」を12月1日から発売する。価格は9,864円(税込)。カラーはブラックとホワイト。

Sound Air TW-5000

 左右を接続するケーブルが無い完全分離型のBluetoothイヤフォン。6mm径のダイナミックドライバを搭載し、高音質コーデックのAACにも対応する。付属の充電ケースから取り出すだけでイヤフォンの電源オンからペアリングまで行なえるなど、「全ての煩わしさからの解放」をコンセプトに開発した。

充電ケースが付属する

 右側のイヤフォンがスマホなどに繋がり、左右間もBluetoothで接続。携帯電話で採用されている、筐体樹脂のなかにアンテナを埋め込む手法で接続性安定を高めた。

 片耳各5gと軽量かつ小型な筐体は、有機的な曲線の「ウルトラマルチフィッティング」デザインを採用。防水・防滴仕様ではないが、水分噴霧などの社内テストをクリアしているという。

装着したところ

 左右にマルチファンクションボタンを備え、音楽再生や着信応答、音量調整、曲送り・曲戻しの操作が行なえる。スマートフォン連携時は、イヤフォンの内蔵マイクでハンズフリー通話が可能で、デジタルエコーキャンセリング機能によりクリアな音質を実現する。再生周波数帯域は20Hz〜20kHz、インピーダンスは16Ω。音圧感度は104dB/mW(±3dB/mW)。

 イヤフォンの連続使用時間は約3時間で、付属の充電ケースで約2回分の充電が行なえる。充電時間はイヤフォンが約1.5時間、充電用ケースが約2時間。ケースから取り出すとイヤフォンの電源がオンになり、収納するとオフになる。また、3分間操作しないと自動でイヤフォンの電源が切れ、バッテリの無駄な消費を抑える。ケースはmicroUSBケーブルで充電する。

ケースにイヤフォンを収めたところ
microUSB端子を備える

 ソフトバンク コマース&サービスのオーディオブランドとして’16年10月に立ち上げた「GLIDiC」。今回、新たに左右分離イヤフォンとケーブル交換に対応したハイレゾイヤフォン(別記事)の2製品をラインナップに加え、既存のBluetoothイヤフォンなどと合わせて計7製品で展開していく。

GLIDiCは既存製品を含む計7製品で展開する

 事業本部の岩永公就氏は、「ステレオヘッドフォンの市場が横ばいで推移するなか、GLIDiC製品の2017年上期の売上は2016年下期に比べ、150%成長した。今後もモバイルに最適な音を追求し、従来製品と合わせて展開していく」とコメント。

2016年下期に比べて150%成長
SoftBank SELECTION 事業本部の岩永公就氏

 新製品については、左右分離イヤフォン「TW-5000」はヘッドフォン出力が無くなったiPhoneシリーズなどに、ハイレゾイヤフォン「SE-9000HR」は「XPERIA XZ1」などのハイレゾ対応スマホに最適とした。

iPhoneに対して左右分離イヤフォン、ハイレゾスマホに対してはハイレゾイヤフォンを訴求していく