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世界初の8Kフルスペックアナライザー、日本コントロールシステムが発売

 日本コントロールシステムは、4K/8K対応の映像機器開発などで利用できる解析装置「DAB8000 mini」を11月2日より出荷開始した。想定価格は、波形モニタ機能のみの基本仕様で1,000万円前後。さらに8Kカメラのフォーカスアシスト機能などを別売オプションとして用意。機能内容によってオプション価格は異なり、最大6種類の機能を利用する際の想定価格は1,700万円前後。

DAB8000 mini

 7,680×4,320ドット/120Hz、4:4:4、BT.2020規格の「8Kフルスペック」映像をサポートした、世界初の4K/8Kアナライザー。'18年の8K本放送開始や、’20年の東京五輪に向け、NHKと協力して開発。8K関連機器の開発の場での活用や、8K映像撮影での利用を見込んでいる。

 8K対応の波形モニタとして、業界最小クラスとなる3Uハーフラックサイズの筐体を採用。7型のフルHD液晶モニターを備える。基本となる8K信号の波形モニタ機能に加えて、オプションで8K機器開発用のU-SDI規格対応プロトコルアナライザ、パターンジェネレータ、最大32chの音声解析機能、U-SDI・8K 3G-SDI間の信号相互変換、8Kカメラ撮影時のフォーカスアシスト機能が用意され、最大6種類の機能をオールインワンで利用できる。

ウェーブフォームモニタの画面
8Kカメラ撮影時のフォーカスアシスト機能をオプションで用意

 U-SDI(ARIB STD-B58)の光入出力端子や、3G-SDI入出力を備え、将来的には12G-SDIもサポート予定。USBポートやDVI端子、ステレオミニの音声出力、Ethernetも装備。消費電力は200W未満。外形寸法は230×350×123.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.5kg。電源コードやCD-ROMが付属する。