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exaSound、新DAC「ES9028PRO」搭載のUSB DAC「e32」

 エミライは、カナダGCM ServicesのブランドexaSound Audio Designの新DAC「e32」を12月上旬より発売する。ESS製の最新DACチップ「ES9028PRO」を搭載。価格は、専用DCアダプタを同梱した日本限定モデル(ESD-E32WP)が49万4,000円。汎用DCアダプタ同梱モデル(ESD-E32OP)も43万9,000円でラインナップする。

e32

 同社DAC「e22」('14年発売/生産完了)をベースに、DACチップに最新の「ES9028PRO」を採用したUSB DAC。384kHz/32bitや12.288MHzまでのDSD(DSD256)に対応している。前面にステレオ標準のヘッドフォン端子を装備し、ヘッドフォンアンプ(出力4W/16Ω時)としても利用可能。

 メモリバッファ内蔵のアシンクロナス伝送対応USBインターフェイスを搭載し、独自のUSBオーディオプロトコルを使ってジッタやUSB伝送のタイミングエラー抑制を行なっている。44.1kHz系専用と48kHz系専用、DA変換専用の3つの水晶発振器を採用したクロックジッタ値0.082psのクロック回路を搭載する。

前面

 11個のパワーフィルタの採用により、オーディオ帯域でのノイズを2μVrmsまで抑え、ジッタやクロストークを抑制。グラウンドループやコンピュータからのノイズ混入を防ぐため、USB基板とDAC回路の間にガルバニック絶縁回路を搭載している。また、高品質のオペアンプ、低ノイズレギュレータ、0.1%精度の薄膜抵抗、タンタルポリマーコンデンサなどのパーツを採用し、高音質を追求している。

 入力端子はUSB 2.0と、同軸デジタル×1、光デジタル×1。対応サンプリングレートはUSBが44.1kHz~384kHz(PCM)、2.84MHz~12.288MHz(DSD)。同軸デジタルは44.1kHz~192kHz、光デジタルは44.1kHz~96kHz。出力はアナログ×2(XLR×1/RCA×1)、ヘッドフォン×1。消費電力は最大約20W。外形寸法は165×235×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。

 なお、既存のDAC「e22 mk2」および「e28 mk2」は生産完了に伴い、販売終了となる。

背面