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“仮想現実アース”でオーディオ機器の音質改善を図る「Forcebar EP」

 光城精工は、オーディオ機器向け電源アクセサリ「Force bar」シリーズの新モデルとして、オーディオ機器のアース線を繋ぐための“仮想現実アース”「Force barEP」を12月17日より発売する。価格は28,000円。

Force barEP

 付属のアースケーブルで、オーディオ機器の外筐または空きRCA端子とForcebar EP上面に用意されたアースケーブル用端子を繋ぎ、電磁波の不要輻射を低減する製品。アース端子は2つ備える。

 様々なプレート状の導体を組み合わせて内部抵抗を0Ωに近づけており、集合住宅などで使っても仮想の大地(0Ω)に接地するのと同様の効果が得られるとする。音質改善の効果として、SN比が向上してノイズフロアが下がり、「彫りが深く輪郭がはっきりし見通しがよくなる」としている。オーディオ専用のアース工事なども不要。

 出力容量は1,500VA。従来のForce barシリーズと違うのは、電源ラインのアース線と筐体が構造的に分かれており、不要なアースループを回避している点。

 他のForce barシリーズと同様の「M.I.S.メカニカルアイソレーションシステム」構造を採用。電源の入力から出力まで、全ての配線ラインをサブシャーシに載せて外装ケースから独立させ、不要振動の伝達を防ぐ。連結用コンセントでForce barシリーズの電源アクセサリなど、IEC60320 C13に準じた3Pインレットのある電源タップと直列接続も可能。外形寸法は233×56×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約950g。

 光城精工ではこれまで、’14年発売のForcebar 3.1を始め、全9製品をラインナップ。「Force barEP」はその最終章の製品と位置づけている。