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“TVのスピーカーでAtmos再生”を実現するIPコア、ケイデンスとドルビーが協業
2017年1月6日 12:09
Cadence Design Systems(ケイデンス・デザイン・システムズ)は4日(現地時間)、Dolby Laboratoriesと協業し、マルチストリーム・デコーダー「MS12 v2.0」をベースに、テレビスピーカーでDolby Atmosに対応する技術を発表した。
このマルチストリーム・デコーダーは、ケイデンスのTensilica オーディオDSPコアを搭載したシステムオンチップを開発する先行ユーザー向けにリリース。これにより、標準的なテレビのスピーカーで包み込むようなDolby Atmosのオーディオ体験を提供できるとしている。
ドルビーのMathias Bendullバイスプレジデントは「Dolby Atmosによるテレビ経験など、新たな技術構成要素の進化を通して開発される比類のない新たなオーディオ製品の提供を加速できる」とコメント。
ケイデンスのオーディオ/音声IPマーケティング担当ディレクターを務めるLarry Przywara氏は「ドルビーとのパートナーシップにより、Dolby Atmos技術を採用した世界初のテレビ開発が可能になったことを喜んでいる」とコメントしている。