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ELACのレコードプレーヤーが復活。90周年モデル「Miracord 90」
2017年1月24日 16:56
ユキムは、独ELACのアナログレコードプレーヤー「Miracord 90」を2月1日に発売する。価格は36万円。カラーはハイグロス・ブラック。1950年代のオリジナルMiracord(ミラコード)に近い仕上げを施した、オイル(艶消し)・ウォールナットも20台限定で用意する。
1950年代のヒットシリーズとなったELACのMiracordが、2016年の同社90周年を機に復活。既に一線を退いていた当時のエンジニアを呼び戻し、オリジナルの設計と現在の技術力を融合したという。ターンテーブル本体のほか、アームも完全に新設計で、ELAC本社があるドイツ・キールにて全てのパーツを生産している。
駆動はベルトドライブ方式。モーターはラバーダンパーとウォーヴンスパイダー材によって2重にシャーシとトーンアームから分離。光センサーでプラッターの速度を読み取り、マイクロコントローラーによりDCモーターの速度を調整する。
カートリッジはMM型。マイクロリッジダイヤモンドを使用し、ELACロゴを冠したオーディオテクニカ製の専用品が付属する。金メッキのNuetrik製RCA端子とアース端子を装備する。電源はロック可能なLumberg製コネクタを介して外部電源から供給する。
トーンアームはカーボンファイバーチューブとアルミニウム、真鍮を用いたMiracord専用のアームを設計。プラッターは、ワンピースで製作された35mm厚、6.5kgのアルミニウム製。車軸は8mmの硬化スチール製。2つのブロンズベアリングでガイドされ、正確で滑らかな回転を実現したという。
シャーシは5.5kgのSOLID MDF製。高周波の共鳴を排除し、専用に開発されたシリコンゴム製の脚部が設置面からの影響を防ぐという。トップパネルとサイドパネルで異なる仕上げを施し、デザイン性の高さと高級感を両立させている。
周波数特性は20Hz～25kHz、チャンネルセパレーションは25dB以上、対応回転数は33/45rpm。±5%のピッチコントロールに対応する。外形寸法は470×360×170mm(幅×奥行き×高さ)、重量は17.1kg。フォノケーブルなどが付属する。
