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'16年の電子機器出荷額は6年ぶりプラスの1兆3,111億円。JEITA 12月統計

 電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、2016年12月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。12月の電子機器の出荷金額は前年同月比107.7%の1,538億円。内訳は、映像機器が同107.2%の925億円、オーディオ関連機器は同102.4%の130億円。カーAVC機器は同110%の483億円。

 また、2016年(1~12月)の民生機器全体は、前年比102.2%の1兆3,111億円で、6年ぶりのプラスとなった。内訳は、映像機器が同100.8%の6,480億円、オーディオは同98.4%の946億円、カーAVCは同105.1%の5,685億円。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 12月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比95.8%の64万1,000台。このうち、4K対応テレビは前年比190.4%の22万5,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は35.1%。4Kテレビの出荷金額は410億円となり、薄型テレビ全体の出荷金額631億円に占める割合は65%。既報の通り、'11年の4Kテレビ発売からの累計出荷台数は200万台を突破した。

 ハイブリッドキャスト(Hybridcast)対応のテレビは前年比117.5%の28万台。テレビ全体における割合は43.7%となった。

 サイズ別では、29型以下が同87.2%の15万4,000台、30〜36型が同70.7%の14万1,000台、37〜49型が同119.6%の21万9,000台、50型以上が同115.9%の12万6,000台。構成比は順に24.1%、22%、34.2%、19.7%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比106.6%の42万7,000台で、2カ月連続のプラス。内訳は、BDレコーダが同108.5%の34万8,000台、BDプレーヤーが同99.1%の7万9,000台。DVDビデオは同78.7%の6万台。ビデオカメラは同97.4%の8万6,000台だった。

 システムオーディオの出荷台数は15万1,000台。スピーカーシステムは8万7,000台。ステレオヘッドフォンは前年比99.6%の94万8,000台。ラジオ受信機は同85.5%の12万2,000台、ICレコーダは同65.4%の6万7,000台で、どちらも3カ月連続マイナス。

 カーAVメインユニットは前年比100.4%の22万5,000台で9カ月ぶりのプラスに転じた。カーナビは同118.2%の48万9,000台で9カ月連続プラスだった。