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ソニーが“魔法力測定”に協力。AnimeJapanに「魔法科高校の劣等生」の研究所

 3月に東京ビッグサイトで開催される、アニメの総合イベント「AnimeJapan 2017」において、ソニーとアニメ「魔法科高校の劣等生」がコラボ。ソニーの技術や製品を活用し、魔法力が測定できる「魔法師開発研究所」を出展する。AnimeJapan 2017と、魔法師開発研究所の会期は3月25日、26日。商談などのビジネスエリアの会期は23日~24日。入場券は事前販売が中学生以上1,800円(税込)。当日券は中学生以上が2,200円(税込)。いずれも小学生以下は無料

魔法科高校の劣等生
(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会

 テレビアニメ「魔法科高校の劣等生」は2014年に放送され、5月24日にはBlu-ray BOX(品番:ANZX-12071~6/28,000円)がアニプレックスから発売予定。魔法が現実の技術として確立し、国策として“魔法師”が育成されるようになった近未来が舞台。

 育成のための国立魔法大学付属第一高校入学した優秀な妹・司波深雪と、通常の魔法が使えず“劣等生”として入学する兄・司波達也の物語。だが劣等生とされる達也は、魔法に関するある特殊な能力を備えており、他の魔法師や、その気になれば軍隊とも渡り合える高い戦闘能力を備えている。

左が司波達也、右が司波深雪
(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会

 「AnimeJapan 2017」に展開される「魔法師開発研究所」では、来る2090年代に向けてソニーのテクノロジーを用いての「魔法の発現や魔法師の発掘を行なうこと」を目的とし、魔法で敵を捕捉する能力を試す「魔法師適性試験」、知覚系魔法の受信能力を判定する「知覚魔法師適性試験」などの試験や実験が体験可能。そこに、ソニーの最新技術や製品、サービスが活用されている。

 「魔法師適性試験」は、試験用にチューニングされた拳銃型CAD(魔法の発動を簡略化するデバイス)を使い、魔法で敵を捕捉する試験を実施。制限時間内に、敵を捕捉し捕獲機に移動させることで、加速・加重・移動などの基本的な魔法師スキルを判定する。試験では、振動系魔法デバイスによる触覚・聴覚体験や、感応型の高速映像追従などの特殊な体験が可能。

 開発にはソニーのR&D部門が協力し、複数のアクションを制御する「ループキャスト」を内部的に実現。ソニー独自の動的空間プロジェクション技術を用いて、振動デバイスによってリアルな触感を手の平に再現する触覚提示技術「Moving Projector」も使われている。

「魔法師適性試験」で使われる拳銃型CADのイメージ。アニメに登場する機器を彷彿とさせるデザインになっている
(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会

 「知覚魔法師適正試験」では、魔法師として必要な知覚能力を測定。魔法師の適性がある者だけがメッセージを受信でき、そのメッセージの指示に従うことで合格になるというもので、ここでは各スピーカーから出力する位相、振幅などを適切に制御することで音場をコントロールする技術が使われている。

 他にも、魔法師の候補者が手を動かすと、超心理現象の次元に属する非物質粒子で、認識や思考結果を記録する情報素子であるサイオン(想子)の量が可視化され、測定される「サイオン量測定」コーナーでは、4K超短焦点プロジェクタと赤外線センサーを使った没入型映像システム技術を使用。

 魔法師に必須なデバイスを、達也と深雪の司波兄妹が紹介するコーナーでは、ネットワークレコーダーのnasneと、スマホのXperia、光インターネットサービスNUROを活用。

 さらに、6月17日公開予定の映画「劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」主題歌をハイレゾで試聴できるコーナーや、トレーラー、キャストコメントの映像なども楽しめる。このコーナーには、4K液晶テレビのBRAVIA「65X9300D」や、ウォークマンAシリーズ「NW-A35」、ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドフォン「MDR-1000X」が使われる。

劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女
(C)2016 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/劇場版魔法科高校製作委員会

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