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家具職人が作る木のWi-Fi/Bluetoothスピーカー。ハイレゾ対応「MIN7」
2017年3月9日 21:20
クラウドファンディングサービスのMakuakeにおいて、無線LAN/Bluetooth搭載でハイレゾ対応の木製ワイヤレススピーカー「MIN7(ミンセブン)」が登場。日本発売に向けた資金集めがスタートした。目標金額は300万円で、3月9日時点で約103万円が集まっている。標準価格は99,800円だが、先着で33% OFFの66,800円(税込)で販売する支援コースなどが用意されている。製品発送は'17年7月中を予定。オーク/チーク/ウォールナットの3モデルをラインナップする。
プロジェクトを実行している台湾Minfortは、オーディオや設計、エンジニア、家具職人など各分野の専門家が集まったメーカー。MIN7は、これまでKickstarterやIndiegogoなどの海外クラウドファンディングサイトで約5,260万円を集めており、今回集まった資金は国内販売にあたって必要な各種認証費用や製造コストに充てる。
家具を作る際に使う、高級木材のチーク、オーク、ウォールナットなどの端材を使用した集成材を外装に採用し、インテリアにマッチするデザインとした一体型スピーカー。「集成材の木目はアート感覚で楽しめ、また木ならではの月日が経つことで味わいが出る」という。無線LANとBluetooth 4.0準拠で、スマートフォンなどからのワイヤレス再生に対応する。
ユニット構成は1インチのシルクドームツイータ×2と、4インチのペーパーコーンウーファ×2、5.25インチのポリプロピレン製サブウーファ×1。内部構造は左右とサブウーファを分けた独自の3サウンド・チャンバー・デザインで、ユニット同士の干渉を抑えて鮮明でクリアな音を実現するという。新日本無線のオペアンプ「JRC5532」と、アンプチップ「TDA7492」、「TDA7498」を搭載。差動増幅回路を備え、アンチノイズ機能で電磁干渉も抑制。歪みが少なくダイナミックレンジが広い点を特徴としている。再生周波数帯域は40Hz~20kHz。
シーラス・ロジックのDAC「CS4398」と、デジタルオーディオレシーバ「CS8416」を搭載。USBや同軸デジタル入力、光デジタル入力を各1系統備え、最大192kHz/24bitまでのデジタルオーディオ入力に対応する。アナログ入力はRCA×2。アナログRCA出力やヘッドフォン出力も各1系統備える。
天面に2つのボリュームノブや、オーディオ入力の切り替えダイヤル、ヘッドフォン端子を備える。下部はスパイク状のデザインで、全体的なサウンドパフォーマンスを向上させるとしている。外形寸法は43.6×29×15.2cm(幅×奥行き×高さ)、重量は11kg。ACアダプタやアンテナ、リモコン、3.5mmミニ-RCA変換ケーブルなどが付属する。