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番組表の概念を一新し、HDR化も果たした4K VIERA「EX600」。43型17万円
2017年3月28日 13:15
パナソニックは、4K液晶テレビVIERA「EX600」シリーズ3機種を4月28日に発売する。43/49/55型の3モデルをラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は43型の「TH-43EX600」が17万円前後、49型「TH-49EX600」が21万円前後、55型の「TH-55EX600」が25万円前後。
解像度3,840×2,160ドットの4Kパネルを採用。価格を抑えた4Kテレビのエントリーシリーズだが、大画面化トレンドにあわせて55型を追加したほか、全機種でHDRに対応。4K VIERAは全機種がHDR対応となる。また、'16年のDX600シリーズは、49型のみがIPSパネルだったが、EX600では全機種がIPSパネルとなったほか、輝度もアップし、画質向上を図っている。加えて、上位機種のEX750と同様に、テレビとYouTubeなどの映像配信のコンテンツを一覧できる新UI「アレコレチャンネル」に対応する。
HDR信号は、Ultra HD Blu-rayの「HDR10」に対応。シーンに最適化した光源制御を行なうことで、映像の明暗さをリアリティ豊かに再現できるという。画質面でのEX750との違いは、映像エンジンが「ヘキサクロマドライブ」ではなくなること。
「力強い音を実現する」という「ダイナミックサウンドシステム」を装備。大容量のスピーカーボックスを採用することで、豊かな低音再生を可能とし、最大出力は15W×2ch。
地上/BS/110度CSの3波デジタルチューナを2基搭載。別売のUSB HDDを接続し、裏番組の録画も行なえる。録画番組は、ネットワーク経由で対応するレコーダのDIGAにダビングしたり、お部屋ジャンプリンク機能を使い、別の部屋のテレビで視聴する事もできる。
専用アプリ「Panasonic Media Access」を使い、放送中の番組やUSB HDDに録画した番組を、スマートフォンやタブレットから視聴可能。外出先からも視聴できる。
操作面での進化点は、「番組表の概念を一新した」という新インターフェイス「アレコレチャンネル」。従来はテレビ番組(放送)、録画番組、有料動画(Netflixなど)、無料動画(YouTubeなど)のメディア(流通経路)ごとに画面を切り替える必要があったが、アレコレチャンネルでは、リモコンのボタンを押すだけで、それらの垣根を超えた一覧表示が行なえる。
テレビ番組、録画番組、有料動画、無料動画をワンボタンで一覧表示し、キーワード検索も可能。テレビ番組は、地デジ/BS/CSを横断表示可能で、録画番組はUSB HDDなどに録画した未視聴番組を一覧で表示できる。有料動画はNetflixとdTVに対応し、視聴中のドラマシリーズなどを優先的に表示してくれる。キーワード検索では、Netflix/dTVやYouTube、録画番組などを横断して検索できる。なお、アレコレチャンネルの利用にはネットワーク接続が必要。
アレコレチャンネルからアクセスできるのはNetflix、dTV、YouTubeだが、そのほかにもAmazonビデオやビデオパス、DAZN、アクトビラなどの映像配信サービスに対応する。
また、「過去番組表」にも対応。'13年以降発売のネットワーク対応DIGAや全自動DIGAと連携することで、VIERA EX600の番組表にDIGAの録画番組を表示可能になるもの。現在より過去の録画番組をシームレスに確認可能になる。VIERAとDIGA間の番組情報の伝送やコンテンツ配信は、ネットワーク経由で行なうため、DIGAとのホームネットワーク接続が必須となる。一方、HDMIでDIGAにつながずにも利用できるため、別室のDIGAの録画番組をスムーズに管理できるようになる。
EthernetやSDメモリーカードスロット、USB×2を備え、USB2端子のみUSB 3.0対応。入力端子はHDMI×3、コンポーネント×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル音声×1とヘッドフォン。
消費電力と年間消費電力量は、55型が162Wで128kWh/年、49型が142Wで113kWh/年、43型が150Wで125kWh/年。
スタンドを含めた外形寸法/重量は、55型が124×35.1×77.7cm(幅×奥行き×高さ)/約18kg、49型が110.2×35.1×69.9cm(同)で、15kg、43型は96.9×31.5×62.4cm(同)/11kg。