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ソニー、周囲の音も聴けるスポーツ向けウォークマンW。Bluetooth搭載

 ソニーは、ネックバンドイヤフォン一体型の防水ウォークマン2モデルを6月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、16GBメモリ内蔵の「NW-WS625」が19,000円前後、4GBメモリの「NW-WS623」が14,000円前後。WS625には指輪型のリモコンも付属する。

NW-WS623の装着例

 IPX5/8とIP6Xの防水/防塵性能、-5度~45度の耐寒熱性能を備え、水泳などでも利用できるネックバンドイヤフォン型のウォークマン。海水にも対応する。MP3/WMA/ATRAC/リニアPCM/AACの音楽ファイルが再生可能。ハイレゾファイルの再生には対応していない。

 Bluetoothヘッドフォンとしても利用できるため、スマホで音楽配信サービスのランニング/ワークアウト向けプレイリストを再生してWS625/WS623で聴くといった利用も想定。従来モデルWS410シリーズ購入者への調査によれば、ランニング中に聴くコンテンツは、保有楽曲(CDやダウンロードなどの曲)と、配信楽曲(ストリーミングやAM/FMラジオ、ネットラジオなど)の割合が2:1となり、ストリーミングなどの配信楽曲も多く聴かれているという。

 カラーは、WS625がブラック(B)のみ、WS623がブラック、ブルー(L)、ライムグリーン(G)の3色。ライムグリーンは、スポーツウェアなどに合わせた新規カラーとなる。メモリ容量と、WS625のみリモコンが付属する以外の主な機能は共通。重量はいずれも約32g。従来モデルのW410から約10%小型化、約5g軽くなっており、装着時に固定されている部分を長くすることで、装着安定性も向上したという。

写真上がNW-WS625、下の2つがNW-WS623
NW-WS625

 本体内の音楽ファイル再生のほか、Bluetoothイヤフォンとしても機能。スマートフォンなどとワイヤレスで接続し、スマートフォンから再生する音楽をイヤフォンで聴く事ができる。マイクも備え、ハンズフリー通話も可能。Bluetooth 4.0に対応、プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP/HSP、SPPをサポート。コーデックはSBC、AACに対応。なお、aptXは非対応となった。NFC対応のスマートフォンとワンタッチでペアリングできる。

NW-WS625

 スマートフォンでフィットネス系アプリを使う際に便利な「サウンドミックス」機能も搭載。本体内の音楽を再生している際に、スマートフォンで起動しているアプリが「5kmを通過」など、スポーツに関する情報を音声で出力した場合、音楽を自動的にボリュームダウンし、音声アナウンスが終わったら音楽を復帰する。

「外音取り込みモード」も新たに搭載。内蔵マイクにより周囲の音を集め、音楽にミックスすることで、外部音を妨げずに会話やスポーツを楽しめるもの。既存モデルのWS410シリーズに搭載されており、上位のWS625/623にも採用された。

イヤフォン部の構造

 Mode A(ボリューム低)、Mode B(ボリューム中)、Mode C(ボリューム高)の3モードを用意し、用途にあったボリュームに設定できる。

NW-WS623(ブラック)
NW-WS623(ブルー)
NW-WS623(ライムグリーン)

 WS625に付属する指輪のようなリモコンは、ウォークマンや、連携したスマホを操作できる。音楽の再生/停止などの基本操作が可能。指にはめて、片手でそれらの操作ができる。

WS625に付属するリモコン

 連続再生時間は、MP3 128kbpsの再生時で約12時間。Bluetoothイヤフォンとして動作する場合は約4時間。バッテリは内蔵のリチウムイオン電池を使い、充電はUSB経由で、3分充電で約1時間再生できる。

 キャリングケース「CKS-NWWS620」も6月10日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格3,000円前後。

別売のキャリングケース