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パナソニック、4KとHDサイマル出力対応カメラなど「NAB」に8K/4K時代向けの新製品

 パナソニックは、米ラスベガスで現地時間の4月24日から開催される国際放送機器展「NAB Show」への出展概要を発表。放送・制作向けに、8K/4K時代に対応する新技術や、次世代のスポーツ撮影システムをアピールする。

業界最広角となる24mm、かつ光学20倍ズームのレンズと、1型MOSセンサーを搭載した4Kメモリーカード・カメラレコーダー「AG-UX180」

 メインブースは「Connected Stadiumコーナー」と「Productionコーナー」で構成。スタジアムにおける観客満足向上をテーマに、それらを支える「放送・制作・ニューテクノロジー」や「スポーツアプリケーション」を中心に展示。

 スタジアムをイメージしたブースでは、大型表示システムやサイネージ、撮影、編集、送出、配信までの商品ラインアップを展示する。次世代のスポーツ撮影システムから観客を魅了する表示装置まで、トータルソリューションとして提案。

 放送・制作向けでは、8K/4K時代に応える新技術を紹介。従来の2K運用と同等の機能、性能を高速4K処理技術で実現できるという。

 2017年秋発売予定の大型ライブスイッチャー「AV-HS8300」では、システムコア機器であるスイッチャー、ルーター、ペリフェラルが12G-SDIに対応。

 4K UHD出力とHDのサイマル出力に対応した、4Kスタジオハンディカメラ「AK-UC3000」シリーズや、1080pで4倍速のハイスピード撮影が可能なHDスタジオハンディカメラ「AK-HC5000」シリーズも展示。スタジアムなどでのスポーツ撮影で高品位な映像を実現できるという。

左からビデオプリェラル「AV-PF8000」シリーズ、ルーティングスイッチャー「AV-WM8000」シリーズ、ライブスイッチャー「AV-HS8300」シリーズメインフレーム、ライブスイッチャー「AV-HS8300」シリーズコントロールパネルとメニューパネル

 映像制作向けにも新製品、新ラインアップを展開。既発売のシネマ用4Kカメラ「VARICAM 35」や、小型4Kカメラ「VARICAM LT」に加え、「VARICAM 35」のカメラモジュールにV-RAW2.0レコーダを直接接続した4Kカメラレコーダー「VARICAM Pure」を展示。4Kの120fpsで非圧縮RAW信号が記録できるラインナップを紹介する。

 他にも4Kカメラのラインナップとして、業界最広角となる24mm、かつ光学20倍ズームのレンズと、1型MOSセンサーを搭載した4Kメモリーカード・カメラレコーダー「AG-UX180」、広角24.5mmで光学15倍ズーム、1型MOSセンサー搭載の「AG-UX90」を中心に展示。「プロ映像制作の4Kへのシフトアップを容易にしながら、かつ従来のHD撮影と同等の機動性、操作性、ワークフローを実現する、次世代のソリューションを提案する」という。

 【主な展示】

  • カメラレコーダー「VARICAM」ラインナップ
  • 放送局向け P2 クラウドワークフロー「P2 Cast/P2SS」
  • 4Kカメラレコーダー
  • 演出用ドローンシステム「バルーンカム」
  • 4 Sided LED
  • ウィンドウARプロジェクション
  • 光ID技術「LinkRay」
  • 4K/HDスタジオハンディカメラ
  • 4Kマルチパーパスカメラ
  • 屋外対応HDインテグレーテッドカメラ
  • ポータブルレコーダーシステム「POVCAM」
  • 360度ライブカメラ
  • 4K対応大型ライブスイッチャー
  • IPネットワークを利用した高画質映像の伝送技術「MOIP」