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JH Audio、「パラダイムシフトを起こす」ハイブリッドイヤフォン「LOLA」

 ミックスウェーブは、JH Audioのイヤフォン新製品として、「業界に新たなパラダイムシフトを起こすべく開発した」という、ハイブリッド型の「LOLA」(ローラ)を発表。カスタム版と、ユニバーサル版の2タイプを用意。カスタム版は5月下旬~6月下旬の発売で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は21万円前後。ユニバーサル版は6月上旬~8月上旬の予定で、店頭予想価格19万円前後。

ハイブリッド型イヤフォン「LOLA」のカスタム版

 4月29日、30日に東京・中野で開催される「春のヘッドフォン祭 2017」で国内初出展。詳しい発売日や価格は、後日発表するという。なお、カスタム版とユニバーサル版の主な仕様は共通している。

ハイブリッド型イヤフォン「LOLA」のユニバーサル版

 英国のロック・バンド、The Kinksの名曲 「Lola」 から名付けられたイヤフォン。ハイブリッド型で、低域にバランスドアーマチュア(BA)型ドライバ×2、中域に4.9mm径のダイナミック型ドライバ×2、 高域にBA×4、合計8基のドライバを搭載しいている。クロスオーバーは3ウェイ。

 JH Audioが特許出願中の新技術「D.O.M.E Midrange Enclosure Technology」を初めて採用。Jerry Harveyが開発した技術で、4.9mmのダイナミック型ドライバ向けに、位相補正バンドパス型エンクロージャを一から設計し、ハウジングに納めている。この最適化されたエンクロージャは、JH Audioのラボにある3Dプリンタで造られている。この技術により、「9.8mm相当のサウンドを送り出してくれる」という。

4.9mmのダイナミック型ドライバ向けに、位相補正バンドパス型エンクロージャーを一から設計し、ハウジングに納めた「D.O.M.E Midrange Enclosure Technology」

 独自の「freqphaseテクノロジー」は引き続き採用。マルチドライバ構成での“時間軸”と“各帯域の位相”を正確に制御する技術で、各音導管(サウンドチューブ)が各ドライバからの信号を0.001ミリ秒以内に確実に到達させ、正確な再生ができるという。音導管はステンレススチール製。

独自の「freqphaseテクノロジー」で、各ユニットの“時間軸”と“各帯域の位相”を正確に制御

 ケーブルは着脱可能で、独自開発のスクリュー式4ピンコネクタを採用。ケーブルには低域の調整機能も搭載している。

 再生周波数特性は20Hz~20kHz、入力感度は14dB。インピーダンスは16Ω。Jerry Harvey Signature IEM Caseなどを同梱する。

パッケージと内容物