お台場に都内最大級劇場が再び! 29日開業のユナイテッド・シネマを見てきた

　東京・お台場に、「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」が4月29日にオープンする。開業直前の館内の模様を、写真を中心にお伝えする。

　ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場は、グループ内で40劇場目(シネマコンプレックス37/ミニシアター3)となる映画館。特徴は、都内最大となる13スクリーンを備える点。各スクリーンの収容人数は108人～612人と幅広く、規模に応じた様々な上映やイベントができる点も注目だ。アクアシティお台場の映画館としては、2月に閉館した「シネマメディアージュ」に代わって開業する形となる。

　映画館があるのは、アクアシティお台場内の「Bゾーン」で、隣接するデックス東京ビーチに近い。ゆりかもめの台場駅から入った場合は、反対側の入口へ向かっていくと見えてくる。

ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場のロビー

アクアシティお台場(台場駅側)

　全13スクリーンのうち、最大規模のNo.1は収容人数612人。スクリーンサイズは16.2×6.7m(幅×高さ)。中央部にはペアシートもあり、通常料金で利用できる。なお、ペアシートがあるのはNo.1とNo.2スクリーン。

最大スクリーンのNo.1

ペアシートが通常料金で使えるのも魅力

　No.3、No.4スクリーンにはデジタル3Dシネマを導入。プロジェクタはソニー製のSXRDとNEC製のDLPプロジェクタを採用する。音声は全スクリーン5.1ch。リアルDによる3D上映システム「REAL D 3D」を採用するほか、今後の目玉として、No.8スクリーンに4DXを初夏に導入予定としている。

スクリーンは全部で13

チケット料金一覧

プロジェクタなどの上映機材が設置されているスペース。普段は入れない場所だ

　既存の劇場と同様に、オンラインチケット購入システム「U-ONLINE」が利用可能。チケット販売カウンターには、ネットで予約したチケットの発券と、現場での新規購入の両方に対応した端末のほかに、発券のみできるシンプルな端末を導入。ユナイテッド・シネマの「クラブスパイス」会員であれば、会員カードを使ってよりスムーズに発券できる。

チケット販売のカウンター

チケット販売機

発券専用のコンパクトな端末も

フード&ドリンクの販売コーナー。オープン記念として、キャラメルポップコーン(Sサイズ)のプレゼントも実施。11時、14時、17時に、各回先着100名限定

　今年2月にシネマメディアージュが閉館し、「お台場から映画館が無くなってしまうのか……」と寂しく感じていた人も少なくないはず。しかし、そこから間を置かずに、新しい劇場が同じ場所でオープンすることは明るいニュースだ。基本的な設備などはメディアージュから継承する形のようだが、初夏から導入される4DXなど、新たな取り組みも期待される。

　様々なイベントも告知されており、5月21日開催の「豊崎愛生 3rdコンサートツアー2016 The key to Lovin' Blu-ray　舞台挨拶付先行上映会」は4月29日からチケット一般販売が始まるなど、映画作品以外の上映もあり、お台場ならではのエンタメ体験ができる場所となっていきそうだ。