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“直営型”映像配信「bonobo」が約1年9カ月で終了。ひかりTVで継続視聴も

 パケットビデオ・ジャパンは、運営する映像配信サービス「bonobo(ボノボ)」について、6月30日18時をもって終了すると発表した。サービス開始から約1年9カ月での終了となる。ユーザーに対しては、NTTぷららの「ひかりTV」において、該当作品を引き続き視聴できる予定としている。

bonobo

 bonoboは、NTTドコモの子会社であるパケットビデオが、スマートフォンやPCなどに向けた映像配信として'15年9月30日よりスタート。同12月よりサービスを本格化し、映画やアニメ、テレビ番組などを配信している。「コンテンツホルダーによる直営型」を特徴としており、bonoboをプラットフォームにして各コンテンツホルダーが作品を配信するため、新作/話題作を中心に、いち早く観られるサービスとして差別化を図ってきた。

 bonoboには、ディズニーやFOX、東宝、東映など46社がコンテンツを提供。今回のサービス終了については「委託元であるコンテンツホルダーと相談した上で決定した」と説明している。現在、bonoboにアカウントを登録しているユーザー数は約9万人。

 現在「作品のご購入」、「MovieNEX ワールド」、「bonoboコネクト」などで視聴サービスを利用しているユーザー(bonoboマイページ上に購入済コンテンツが表示される)は、bonoboサービス終了後も、ひかりTVで該当作品を引き続き視聴できる予定。ただし、一部のコンテンツは継続視聴できない可能性があるという。また、コンテンツの視聴環境が一部変更となる。移行手続きの案内開始は5月19日を予定。

 サービス終了までのスケジュールについては、作品購入/レンタルの終了日時が5月19日12時、bonoboコネクト登録の終了は5月31日12時、サービス終了は6月30日18時。移行手続きの受付終了は、8月25日18時を予定している。

スマートフォンやパソコンでの利用画面