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DITA、「ダイナミック型シングルの究極」を謳う最上位イヤフォン「Dream」

 アユートは、シンガポール・DITAブランドのフラッグシップイヤフォン「DITA Dream(ディータ・ドリーム) Titanium Black」(DREAM-BLK)を5月13日に発売する。価格はオープンプライス。直販サイトでの価格は、219,980円(税込)。

DITA Dream Titanium Black

 「ダイナミック型シングルドライバイヤフォンの究極を具現化した」という製品。チタン製のハウジングは日本で加工。音響工学に基づいた設計で、アコースティックチェンバーに精度の高い最適化を施し、徹底的にエアーフローとダンピングを制御したという。内側は高精度に切削するだけで無く、全ての接触面を限りなく平面に研磨。空気の流れによる制動能力が最大化するように設計されている。

 ハウジング内のフロントウエーブガイドにより、正確な位相の制御や、音導管に正確な音情報の伝送ができるという。さらに、硬度と密度が均等になるように設計・製造したアコーステックダンパーを配置。チェンバー内のアブソーバーが余分な成分を減衰する。

 ドライバは10mm径。カーボンコーティングを施したマルチコート・マイラー振動板を採用。高純度OFCを採用したボイスコイル、高磁力のリングマグネットとポールピースも備え、レスポンスやパワーハンドリングを高めている。

 出力端子にも特徴があり、プラグ状で交換が可能な「Awesome コネクター」を採用。3.5mm 3極のシングルエンドに加え、Astell&Kernプレーヤーなどとのバランス接続に利用できる2.5mmの4極端子に交換する事もできる。また、オプションで4.4mmの交換用プラグも近日発売予定。

プラグ状で交換が可能な「Awesome コネクター」

 ケーブルは、Van den Hulの導体テクノロジー「3T(True Transmission Technology)」を導入した“3T”導体をコアに使用。安定性の高いアモルファス(無結晶)構造で、結晶粒界歪みの発生を防ぎ、信号レベルの大小問わず高い解像度を実現するという。その周囲には、銀メッキOFC銅線を配置。更なる高純度の信号伝送を実現している。イヤフォンとケーブルは着脱可能で、端子にはDITAのイヤフォンでは初めて、カスタムイヤフォンで使われる2ピン端子を採用している。ケーブルの長さは1.2m。

 再生周波数特性は10Hz~25kHz。インピーダンスは16Ω。音圧レベルは102dB。イヤーピースはスモールボアタイプのS/M/L、ミディアムボアタイプのS/M/L、ラージボアタイプのS/M/Lを同梱。ミディアムボアがリファレンスチューニングで、スモールボアでは高域が若干マイルドに、ラージボアでは高域が若干強調されるという。プレミアムレザーキャリングケースなども同梱する。