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握って操作+ハイレゾ+Alexa対応予定のフラッグシップスマホ「HTC U11」

 HTC NIPPONは、“握る”でカメラ操作が行なえ、ハイレゾや音声操作に対応した新フラグシップスマートフォン「HTC U11」を発表した。カラーは、アイス ホワイト(Ice White)、アメイジング シルバー(Amazing Silver)、サファイア ブルー(Sapphire Blue)、ブリリアント ブラック(Brilliant Black)の4色。

HTC U11は4色展開

 端末側面を「握る」だけでカメラやアプリを操作できる「エッジ・センス(Edge Sense)」や、ユーザー一人一人の耳に合わせて音響カスタマイズしたハイレゾ音質を実現する「HTC U ソニック・ハイレゾ(U Sonic)」、AI学習によるレコメンド機能「センス・コンパニオン(Sense Companion)」、さらに、音声エージェントの「Google Now」や「Amazon Alexa(アレクサ)」に対応する。

 5.5型のSuper LCOSディスプレイを搭載し、滑らかに曲面処理したガラスで、端末全面を覆う「リキッド・サーフェイス」デザインを採用。CPUはSnapdoragon 835、RAMは4GB、ストレージメモリは64GB。microSDカードスロットを装備し、microSDXC/SDHCカードを拡張可能。最大200GBまでのmicroSDカードを利用できる。IP67防水・防塵に対応する。OSはAndroid 7.1.1。

 カメラは、メインが約1,200万画素CMOS、サブ(イン)が約1,600万画素CMOS。メインカメラはF1.7と明るく、一度に複数の写真を撮影し、影とハイライト、テクスチャーと色を調整し、クリアでバランスのとれた一枚を実現する「HDRブースト」や、フルセンサーのオートフォーカス「U ウルトラスピード・オートフォーカス」により、ピントの合った撮影を可能にする。4K(3,840×2,160ドット)動画の撮影にも対応する。

カメラ部

 また、360度で集音できる4つのマイク「3Dマイク」と臨場感を更に高める「音声フォーカス」を搭載。高感度の全方位マイクを本体に4つ配置し、音を360度で捉える。撮影のズームに合わせて、音も画面範囲から特に強く集音する「音声フォーカス(Acoustic Focus)」も搭載し、動画の録画においても、臨場感ある録音・録画が行なえるという。

 音にもこだわり、「HTC U ソニック・ハイレゾ(U Sonic)」を搭載。ユーザーの耳に合わせて音質を調整する自動音響調整や、アクティブ・ノイズキャンセル(NC)機能、ハイレゾ音源対応の3つの機能を搭載したイヤフォンを同梱。イヤフォンの接続はUSB Type-C。

HTC U ソニック・ハイレゾは、USB Type-CのイヤフォンでNCやハイレゾ対応

 U Sonicでは、耳に装着すると、ユーザーごとに異なる内耳の聞こえやすさ(聞こえる音域と音量)を検知し、音響調整を自動で開始。約10秒でパーソナライズされた最高の音質を提供するという。USB-Cからステレオミニへの変換アダプタも同梱される。

 端末側面に実装された独自のセンサーにより、「握る」ことで操作が行なえる「エッジ・センス」を搭載。「短押し」「長押し」の握り方に合わせ、カメラなどの機能やアプリの起動・操作が行なえる。例えば、ユーザーが頻繁に利用する「カメラ撮影」「検索」が、握るだけ操作できるようになり、「自撮り(セルフィー)」や逃したくない撮影タイミングの際にも、ボタン位置にとらわれず、「握る」だけの瞬時の起動操作で撮影できる。

エッジ・センス

 音声エージェントは、Google Nowを搭載するほか、今後AmazonのAlexa(アレクサ)を実装予定。ウェブ検索やショッピング、アラームの設定、ナビ機能、レストラン検索、カレンダーでのスケジュール確認、家電製品の操作などを音声で行なえる。HTC U11では、「OK, Google!」や「Alexa」と呼びかける必要がなく、エッジ・センスと連携することで、握って話すだけ操作できるという。なお、日本におけるAlexa対応は、Amazonから日本語対応版のAlexaがリリースされた際に、ソフトウェアアップデートで実装予定。時期は未定としている。

 FeliCa、NFCや、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth Ver.4.2に対応。外形寸法は、約154×76×8.3mm(縦×横×厚み)、重量は約170g。