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シャープが米国でHisenseのスマートテレビを特許侵害で提訴。無線LAN関連で

 シャープは17日、米ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所において、Hisenseグループが米国市場で製造販売しているスマートテレビが、シャープの無線LAN関連特許を侵害しているとして、特許侵害訴訟を提起したと発表した。

 シャープによれば、Hisenseグループ(Hisense Electric、Hisense USA Corporation、Hisense Electronics Manufacturing Company of America Corporation)の米国向けスマートテレビが、シャープの保有する無線LAN関連特許を侵害。その特許侵害製品を市場に販売していることを放置しているという。

 具体的には、無線信号を送受信する通信部材、直交周波数分割多重(OFDM)信号の送受信、回路構成、多数の無線LAN、周波数帯域、無線局、無線制御方式に関する技術が含まれている。

 シャープでは、Hisenseグループによる特許侵害の認定と、損害賠償、特許侵害製品が市場に流通することをHisenseグループが故意に放置したことの認定と損害賠償、当該製品の製造・販売等を永久に差止めることを求めている。