ニュース

シャープ、Hisenseグループを特許侵害で米国国際貿易委員会に調査申し立て

 シャープと米国販売会社のSharp Electronicsは、29日(米国時間)、米国国際貿易委員会(ITC)において、 Hisenseグループがシャープ保有の特許を侵害しているとして、米国関税法に基づく調査申し立てを行なった。

 シャープは、Hisenseグループが米国で販売しているスマートテレビにおいて、シャープ保有の無線LAN関連特許を侵害していると指摘。当該特許を侵害した対象製品の輸入に対する限定排除命令や、すでに輸入された製品の販売停止命令を求めている。

 同特許には、 「一つまたは複数の周波数チャネルを用いて送信されるOFDM信号の受信機に関する技術」、「複数の周波数サブキャリアを用いてOFDM信号を送信する送信機のサブキャリア割り当て方法に関する技術」が含まれているという。シャープでは、7月にもHisenseグループを相手とした特許関連訴訟を米国で提起している。