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ソニー子会社が日本アニメ配給の米Funimation買収。「ドラゴンボールZ」などの権利保有

 ソニーの米子会社であるSony Pictures Television Networks(SPTN)は1日、米国で「ドラゴンボールZ」や「進撃の巨人」など日本アニメの配給・配信事業を行なう米Funimation Productions(Funimation)の株式の大部分を、約1億5,000万米ドル(約165億円)の評価額で取得することで合意。取引完了は、関係当局の承認及び許可の取得等を条件としている。なお、Funimation CEOの福永元氏は、同社の少数株主としてCEO職を継続する。

 SPTNは、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)傘下で、世界10億以上の世帯にエンタテイメント番組を配信するテレビチャンネルを運営。「ANIMAX」や「AXN」などのテレビチャンネル、デジタルチャンネルを保有している。

 Funimationは、米国における日本のアニメコンテンツのライセンス管理や配給事業を手がけ、10,000時間を超えるアニメコンテンツと450以上のタイトルの権利を保有する、北米ナンバー1の英語でのアニメ配信会社。PlayStation StoreやiTunes Store、モバイル向けの定額配信サービス「FunimationNOW」の運営、関連商品・DVDの販売などを行なっている。

 Sony Pictures Television, Worldwide Networks Presidentのアンディ・カプラン氏は「Funimationの買収により、同社のIPとANIMAX、KIDS STATIONのIPと合わせ、あらゆるスクリーンやプラットフォームを通して世界中のアニメファンに最高のコンテンツを提供可能になる」とコメントしている。