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Tivoli Audio、Spotifyも聴けるWi-Fi対応FMラジオ「Model One Digital」
2017年8月28日 12:28
ネイビーズは、米Tivoli Audio(チボリ オーディオ)の据え置き型ラジオ「Model One」シリーズの新製品「Model One Digital」を30日より発売する。無線LAN/Bluetooth機能を備え、Spotifyのストリーミング再生などに対応する。価格は46,000円。カラーはウォルナット/グレイ、ブラック/ブラック、ホワイト/グレイの3種類を用意する。
Tivoli Audioは、オーディオエンジニアのヘンリー・クロス氏が米マサチューセッツ・ボストンで設立したオーディオブランド。かつて「Acoustic Research」でエアサスペンション・スピーカー「AR-3」や、KLH「モデル8スピーカー」、テープ録音時のヒスノイズを低減するドルビーB方式の開発に携わってきたクロス氏が、Tivoli Audioでは高級ラジオの初代機種「Model One」を開発。全米家電協会が選ぶオーディオ界の殿堂の1人に選ばれている。
「Model One Digital」は、Model Oneシリーズの最新機種。ワイドFM対応のFMチューナーとBluetoothに加えて、無線LANを備え、Spotifyのストリーミング再生が行なえる。また、同一のネットワーク内に別売のTivoli Audioのワイヤレススピーカーが接続されていれば、複数のスピーカーから同じ音楽を同時に流すマルチルーム再生も行なえる。
クロス氏の「人の声をクリアに届ける」というこだわりに基づいた音質や受信感度のチューニングが施されている。会場に置かれていた実機でラジオやストリーミング配信楽曲を聴いてみると、小型なスピーカーながら高音から低音までバランスの良い自然な音を聴くことができた。
本体前面に液晶ディスプレイを採用。ラジオ周波数や再生中のSpotify楽曲タイトル、時刻などを表示する。フィルターを重ねて明るさを抑え、優しい印象を演出するという。
ディスプレイを囲むように設計されたリング状のコントローラーを回転させたり、十字キーのように上下左右を押し込むことで操作できる。小型ノブボタンを押し込んでラジオやSpotifyなどのモード切り替えを行なう。専用のiOS/Android用アプリも用意され、Spotifyアプリとも連携する。
スピーカーグリルにはデンマークGabriel製のファブリック素材を採用。木製キャビネットを採用し、インテリアとの親和性も高めている。背面にはステレオミニのアナログ入力を備える。外形寸法は22.2×14×11.5cm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.55kg。ACアダプタやFMラジオアンテナ等が付属する。
東京・新宿のインテリアショップ「THE CONRAN SHOP」で製品発表会を開催。Tivoli Audio製品を取り扱うネイビーズの中村拓也 セールス＆マーケティング・ディレクターは「Model One Digitalは無線LAN対応で、拡張性を高めているのが特長。既に発売しているスピーカーなどを連携させて部屋のどこでもいい音が聴ける。Tivoli Audioの製品と『ラジオを聴く』ことの楽しさをもっと若い人に広めたい。家電量販店以外にも、インテリア・ライフスタイルショップで展開していく」と話した。
ネイビーズでは'17年初頭からTivoli Audio製品を取り扱っている。会場には発売中のキューブ型ワイヤレススピーカー「CUBE」、円盤型ワイヤレススピーカー「ORB」と、既存のCDプレーヤーや有線スピーカーを無線LAN対応させる黒い箱形ユニット「CONX」を展示。Model One Digitalを核とするオーディオ製品のラインナップを揃え、ユーザーの室内環境に合わせて様々な組み合わせを提案していく。今後はサブウーファの追加も予定しており、Tivoli Audio製品でワイヤレスサラウンド環境を構築できるようになるという。
また、インテリアスタイリストの長山智美さんが、Model One Digitalを中心とするTivoli Audio製品を使ったインテリアコーディネートの例を紹介した。
