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生配信のFRESH!に、〝業界最速”約3秒の低遅延配信モード

 サイバーエージェントの映像配信プラットフォーム「FRESH!」は5日、映像配信時に“業界最速水準”という約3秒のタイムラグで生放送映像を視聴できる「低遅延モード」を追加した。

 「FRESH!」は配信主がチャンネルを持ち、自由に番組を放送することができる生配信サービス。今回のアップデートでは、高画質を保ちながら、業界最速水準のわずかなタイムラグで生放送映像を視聴できる「低遅延モード」を追加した。これまで約10秒あった配信者側と視聴者側のタイムラグが約3秒にまで短縮され、タイムラグのストレスを感じることなく、高画質な映像での視聴が可能となるという。

 FRESH独自の機能により、同水準のタイムラグの他サービスに比べて、約2.5倍の高解像度、最大約3.3倍の高ビットレートでの配信を実現。「画質にこだわりつつ配信者と視聴者が低遅延でコミュニケーションできる」としている。

他社サービスとの比較('17年9月サイバーエージェント調べ)

 なお、Web版は、低遅延モードでも約5秒のタイムラグがあるものの、'17年冬には約3秒に短縮予定としている。Web版の対応ブラウザはChrome、Firefox、Edgeで、今後Internet Explorerにも対応予定。また、Web版で低遅延モードを視聴する際には、視聴者が低遅延モードをONにする必要がある。

 また、2017年秋には専門機材や技術を用いずに、スマートフォンのみで配信主による配信が完結する専用アプリ「FRESH CAST」のリリースも予定しているなど、今後も機能拡張を続けていくという。