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エプソン、レーザー光源で15,000ルーメンの4K相当プロジェクタ。超短焦点も
2017年9月26日 16:28
エプソンは、業務用レーザー光源プロジェクタのラインナップを強化し、明るい常設モデル「EB-L1755U」など5製品と、レーザー光源ではエプソン初となる超短焦点の壁掛け対応モデル「EB-1470UT」など3製品を11月より順次発売する。価格はオープンプライス。
いずれもレーザー光源を搭載し、明るく高コントラストな映像を投写可能。無機の素材でできた蛍光体と液晶パネルを組み合わせ、2万時間メンテナンスフリーを実現している。
4K相当で5,000~15,000ルーメンの常設モデル。超短焦点レンズも
明るさ15,000ルーメンの「EB-L1750U」(ホワイト)と「EB-L1755U」(ブラック)、12,000ルーメンの「EB-L1500UH」(ホワイト)、「EB-L1505UH」(ブラック)、5,000ルーメンの「EB-L1000U」を用意。L1000Uは11月発売で、それ以外の4モデルは12月発売。
パネル解像度は1,920×1,200ドットで、画素シフトにより4K相当の表示を可能にする「4Kエンハンスメントテクノロジー」を搭載。
EB-L1750U/L1755Uは、高光束モデルながら小型化と高効率化を実現し、従来機のランプ光源の「EB-Z10005U」や「EB-Z10000U」と比べて、明るさは約50%向上、体積約30%減となった。
レンズはオプションで、超短焦点から長焦点まで11種類を用意する。新たに、超短焦点ゼロオフセットレンズ「ELPLX02」も12月に発売。従来レンズ「ELPLX01」は8,000ルーメンモデルまでの対応だが、ELPLX02は 15,000ルーメンや12,000ルーメンのモデルに対応した。1mの投写距離から134型の大画面投写ができ、最大1,000型までサポートする。
入力はHDMIやDVI-D、BNC、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、3G-SDI、LANケーブルで伝送するHDBaseTなどを備え、HDMIとHDBaseTは4K映像入力にも対応する。PCからネットワーク経由で設定できるソフト「Epson Projector Professional Tool」や、遠隔操作の「Remote Camera Access」にも対応する。
壁掛け対応の超短焦点モデル
約41cmの投写距離で70型を表示可能な超短焦点モデルで、投写画面の近くに人が入っても影ができにくく、まぶしく感じないことが特徴。
明るさ4,000ルーメンの3機種を用意し、いずれも11月に発売。想定価格は「EB-1470UT」(ホワイトボード機能搭載)が448,000円前後、「EB-710UT」(電子黒板機能搭載)が378,000円前後、「EB-700U」が420,000円前後。明るい部屋でも鮮やかに投写可能としている。解像度は1,920×1,200ドット。
ホワイトボード機能搭載のEB-1470UTと電子黒板機能搭載のEB-710UTは、書き込む板面に合わせて、文字や図形をスムーズに書けるソフトとハードの2種類のペン先に対応した電子ペンを用意。投写面に文字や図形が書き込める。EB-700Uは、最大130型までの投写と360度全方位設置に対応。設置場所の自由度が高く、商業施設や娯楽施設などでのデジタルサイネージや空間演出用途も想定している。
HDMIやアナログRGB(D-Sub 15ピン)、コンポジットなどの入力を用意。出力16Wのスピーカーも内蔵する。