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AI搭載「ハロ」'18年発売。ガンダムの話ができ、BTスピーカーにも

 バンダイは、「機動戦士ガンダム」に登場するマスコットロボット・ハロをコミュニケーションロボットとして製品化。AI対話機能やBluetoothスピーカー機能を搭載した「ガンシェルジュ ハロ」を2018年に発売する。価格は未定。3日から幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2017のバンダイナムコグループブースで参考展示する。

ガンシェルジュ ハロ

 バンダイナムコグループが取り組むITエンターテインメントサービスブランド「BN・Bot PROJECT」の第1弾商品。「ハロがもし現代に存在していたら」をテーマとし、ガンダムの知識を豊富に持ったAI(人工知能)搭載の対話型コミュニケーションロボットで、音声認識が可能。ユーザーの質問やガンダムのキーワードに反応し、データベースから最適な会話をハロの声で返す。「キャラクターや台詞、忘れられないシーンなど作品にまつわるさまざまな会話を楽しめる」という。

 ハロから出される作品に関するクイズも楽しめ、わからなかったり不正解でも答えを教えてくれるという。日本アイ・ビー・エム(IBM)が会話AIを開発、ハロ本体の機構や回路設計、生産はVAIOが協力している。

CEATEC JAPAN会場で「ガンシェルジュ ハロ」を展示

 編集部ではCEATEC会場で4回「ガンダムについて教えて? 」と尋ねたのだが、会場がうるさすぎるためか、いずれもガンダムクイズが始まってしまった。

ガンシェルジュ ハロ「ガンダムについて教えて?」と聞いたけれど、ガンダムクイズが始まってしまった

 無線LAN機能を内蔵し、ネットワークに接続することで会話が可能になる。Bluetooth機能も内蔵し、スピーカーとして使ったり、スマートフォンと連携して目覚まし機能などが利用可能。目と口にはLEDを内蔵し、色や点滅で状態や表情を演出。前後左右に揺れたり、話をしている人の方に向きを変えるなどの動作もできる。筐体は直径19cmで、内蔵充電池で動作し、付属の充電用アダプタで充電可能。重量は未定。

ガンダムの知識を持ったAI搭載。揺れたり光る動作も

 CEATEC JAPAN 2017のバンダイナムコグループブースは、幕張メッセ国際展示ホール4 「IoTタウン 2017」S30-14。ここではハロ以外のロボットについても、デモンストレーションやプログラミングの技術提案など、現在の開発状況などを紹介する。

ガンシェルジュ ハロ
動く ガンシェルジュ ハロ