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追加料金不要で読み放題の「Amazon Prime reading」。小説/マンガ/雑誌など数百冊

 Amazon.co.jpは、10月5日よりAmazonプライム会員向けの新たな電子書籍サービス「Prime Reading」を開始した。Kindle電子書籍の中からセレクトされた数百冊の書籍やマンガ、雑誌を、追加料金なしで読み放題となる。

Prime Reading

 Amazonの読み放題サービスとしては、月額980円のKindle Umlimitedが提供されているが、Prime Readingは、従来のプライム会員(月額400円/税込、または年額3,900円/税込)の料金だけで利用できる新たなサービスとなる。

 対象作品は「陰日向に咲く」、「学校では教えてくれない大切なこと」、「カーネギー話し方入門」などKindleのベストセラー作品のほか、「あなたのことはそれほど」、「つぐもも」、「ウロボロス」などのマンガシリーズ、「東京カレンダー」、「Ray」、「DIME」などの雑誌もサービス開始時点で読み放題となっている。

 無料のKindleアプリを使って手持ちのiOS/Androidスマートフォンやタブレット、Kindle電子書籍リーダー、Fireタブレット、パソコンなどで読むことが可能。なお、Prime Readingは学生向けプログラムのPrime Student会員も利用可能。

 著名作家を含む人気の本として、「カラマーゾフの兄弟」(小説)、「奇跡のリンゴ」(ノンフィクション作品)、「ざっくり分かるファイナンス」(ビジネス書籍)、「いつでも会える」、「学研まんが NEW日本の伝記1(織田信長)」(絵本・児童書)のほか、池井戸潤、三浦しをん、辻村深月といったベストセラー作家の作品など、随時入れ替わる豊富なジャンルの作品を楽しめる。

 マンガシリーズは「政宗くんのリベンジ」、「アリスと蔵六」、「インベスターZ」などを用意。雑誌は「OZmagazine」、「Casa BRUTUS」、「AERA」などを全ページ読める。そのほか、Prime Reading独自の短編作品として、「Kindle Singles」で短編小説、ノンフィクション作品などを楽しめる。

 半沢直樹シリーズで知られる作家の池井戸潤氏は「プライム会員向けの新サービス、Prime Readingは、本と読者との新たな関係を提案するものではないでしょうか。このような試みに参加することで、私の小説がより多くの読者と巡り会えることを多いに期待しています」とコメントしている。

 Amazonプライムは、配送特典や「Amazonパントリー」などの販売サービスを用意するほか、映像配信のプライム・ビデオ、 音楽配信のPrime Music、写真をクラウドに保存できるプライム・フォトなどのエンターテイメント系サービスを利用可能。

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