プレクスター、音にこだわったCD-R/RWドライブ

-ヤマハ「AudioMASTER」を使った高品質書込


Premium2U

6月上旬発売

標準価格:オープンプライス

 シナノケンシ株式会社は、高音質なディスクライティングに最適化したという、プレクスターブランドのUSB 2.0の外付けCD-R/RWドライブ、「Premium2U」を6月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,980円前後の見込み。対応OSはWindows 2000/XP/Vista。

 2006年にプレクスターから発売された内蔵型CD-R/RWドライブ「Premium2」の外付けモデル。ヤマハの「AudioMASTER」機能を搭載した独自ツールの「PlexTools Professional」を同梱しているのが特徴。

 AudioMASTERは、ライティング時に、記録するピットやランドを通常よりも長くとり、音質低下の原因になるジッタを最小限に抑えるというもの。完成したディスクは、長期保存性や再生互換性にも優れるという。

 なお、ユーザーがレーザーパワーを任意に調整できる「VariRec」や、Type80のCD-Rに通常の1.4倍となる、998MBの高密度書き込みを行なう「GigaRec」機能も備えているが、AudioMASTERとは併用できない。AudioMASTER利用時の書き込み速度は4倍速固定。

 品質向上のため、ELNAの音響用アルミニウム電解コンデンサを採用するほか、電源回りのノイズ対策も行ない、低ジッタ書き込みを追求。ドライブ内の空気の循環も改善し、ディスクのブレを防ぐ機構を内蔵。低速でのサーボ調整により2倍速での書き込みも可能で、ディスクのブレをより低減させた状態で書き込める。ディスクトレイはレーザーからの乱反射を防ぐブラックトレイ仕様。

 書き込み前後で、記録品位が測定できるソフト「Q-Check」や、CD-R内のデータをパスワードでガードする「SecureRecording」機能も利用できる。

 最大書き込み速度は、CD-Rが52倍速、CD-RWが32倍速。読み込みは52倍速。外形寸法は156×250×50mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.4kg。セットアップマニュアル、緊急イジェクトピン、USBケーブルなどが付属する。


(2009年 5月 12日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]