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プレクスター株式会社は、ヤマハ株式会社の技術「AudioMASTER」を搭載した、CD-R/RWドライブ「PlexWriter Premium2」を4月末に発売する。直販サイト「プレクスターダイレクトショップ」で4月18日18時より、予約受付けを開始する。価格は19,800円。交換用のホワイト、ブラック、シルバーの3種類の交換用フロントパネルを同梱する。
Premium2は、同社が2003年4月に発売したCD-R/RWドライブ「PX-W5232TA」の機能を全て継承した後継機種。最大の特徴は、CD-Rへの高音質記録を実現するヤマハのAudioMASTER機能を搭載したこと。AudioMASTER機能は、付属のプレクスターのオリジナルユーティリティソフト「PlexTools Professional」から利用する。AudioMASTERでの書き込み速度は4倍速。 AudioMASTERは、ヤマハが2001年9月に発表した技術で、オーディオCD専用の記録モード。ディスク記録時の線速度を従来の1.2m/sから1.4m/sに速めることで、ピットの長さを伸ばす。これにより、ジッタの相対的な減少を実現し、正確なデータの読み取りが可能になるという技術。なお、線速度が速くなるため、収録時間は70分650MBディスク使用時には63分、80分700MBディスク使用時には68分に短くなる。
さらに、書き込み品質向上のために、ELNAの音響用アルミニウム電解コンデンサを電源周りに使用。電源のノイズを低減して、クリーンな電流を各サーボ回路に供給することで、高品質で低ジッターな書き込みを可能としたとしている。なお、欧州の特定有害物質使用制限「RoHS 指令」にも対応している。 また、ドライブ内部の空気の循環を改善し、ディスクのぶれを防ぐ機構「Intelligent Air Flow」や、ピックアップからのレーザー乱反射を防ぐブラックトレイを採用。バッファアンダーラン防止機能も装備する。 そのほかにも、亜鉛などの皮膜表面に発生する針状単結晶「ウィスカ」対策として、ピックアップのコネクタ部分と、基板のフレキシブルコネクタ部分に金メッキを使用し、ウィスカの発生を最小限に抑えたという。 最大書き込み速度はCD-R 52倍速(CAV)、CD-RW 32倍速(PCAV)、最大読み込み速度はCD-R/RW/ROM 52倍速。インターフェイスはATAPIで、データバッファは8MB。奥行きが従来のPremiumに比べ20mm短くなり、170mmとなった。重量は約1kg、S/PDIF 2ピンコネクタも装備する。
□プレクスターのホームページ (2006年4月3日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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