東芝、ワンセグ“なめらか表示”可能なポータブルDVD

-9型の新「ポータロウ」。ワンセグを30fpsで表示


4月下旬発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社東芝は、9型液晶を搭載したポータブルDVDプレーヤー「ポータロウ SD-P93DTW」を4月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。ボディカラーはシェルホワイト。

 9型/800×480ドットの液晶を搭載したポータブルDVDプレーヤー。従来モデル「SD-P91DT」に比べて液晶を高画素化したほか、映像にあわせてバックライト輝度を制御することで、ダイナミックコントラストを向上した。液晶部は180度回転可能となっており、利用スタイルにあわせて、折り畳んで視聴したり、左右に傾けて表示できる。

SD-P93DTW液晶を反転し、折りたたんで利用も可能
カラーはシェルホワイト

 ワンセグチューナも内蔵。最大の特徴は、ポータブルDVDプレーヤーとしては初めてワンセグのフレーム補間表示機能を搭載したこと。通常のワンセグ放送はフレームレートが15fpsだが、2倍の30fpsの映像を生成することで残像感のないなめらかな映像表示を可能とする。

 ワンセグ用の電子番組表(EPG)も用意。また、SD/SDHCメモリーカードスロットも備えており、SDやmicroSDカードにワンセグ番組を録画できる。EPGや日時指定(7日先/16件まで)の予約録画が可能で、録画した番組についてもフレーム補間再生が行なえる。録画したワンセグ番組は、auのW65T やソフトバンクの921Tといった東芝製の携帯電話などで再生できる。なお、ワンセグのデータ放送や、緊急警報放送には対応しない。

  DVDプレーヤー部はDVDビデオのほか、DVD-R/RW(VRフォーマット/CRPM対応)、音楽CD、CD-R/RW記録したDivX、MP3、WMA、JPEGなどの再生が可能。SDカードに記録したMP3やWMAファイルも再生できる。ただし、SDHCカードに記録したMP3/WMA/JPEGの再生には対応しない。

 入出力端子は3.5mmミニジャックのAV入力、AV出力を各1系統装備するほか、同軸デジタル出力(3.5mmミニジャック)、ヘッドフォン出力を装備。電源は専用のリチウムイオンバッテリーで約5時間の連続DVD再生が可能。外形寸法は260×191×34mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.2kg。リモコンやヘッドフォン、バッテリパック、ACアダプタ、キャリングバック、カーアダプタなどが付属する。


(2009年 3月 18日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]