ソフトバンクBB、「iPhone 3G」用ワンセグを機能強化

-ミュートや表示回転など。「録画機能も開発中」



3月19日公開


画面上部に時計表示が、右部分にミュート用ボタンが追加された
  ソフトバンクBB株式会社は19日、携帯電話「iPhone 3G」でのワンセグ放送視聴と充電を行なう周辺機器「TV&バッテリー」をアップデート。アプリケーションのバージョンを「1.20」とした。App Storeで無償配布されている。

  テレビ視聴機能では新たにミュート機能を追加。さらに、従来のテレビ画面はiPhoneのボリュームボタンが下に来る向きでの表示のみだったが、ユーザー設定により180度回転させ、ボリュームボタンが上に来る向きでの表示が可能になった。縦向き表示は行なえない。

 そのほかにも、テレビ視聴画面でも上部のバーに時計が表示されるようになったほか、「TV&バッテリー」に接続しない状態で放置すると、「TV&バッテリー」が自動で電源OFFになるまでの時間が設定できるようになった。1分、5分、30分、60分と「オートパワーオフしない」設定が用意される。

 連続視聴時間の設定も変更できるようになり、従来は一定時間テレビを視聴し続けていると自動で電源OFFになっていたが、「それ以上も連続で視聴を続ける」かが選べるようになった。

TV&バッテリーとiPhone 3G

 さらに、テレビ視聴中に電波状況が悪化し、「TV&バッテリー」に接続しにくい状態になった際、どの程度の時間で受信を切断するかも設定可能になった。30秒、45秒、60秒、3分から設定可能。例えば移動中の車内で利用時、トンネルに入ってワンセグ受信が途切れても「TV&バッテリー」への接続は一定時間維持することで、トンネルから出た際、そのまま視聴を再開できる利点がある。

 EPG表示機能も強化。設定でEPG画面に表示する番組数を「放送中のみ」か「次の番組まで」、「3番組/5番組先まで」、「配信されている全ての番組情報」が選択できるようになった。従来は2番組のみだった。

 細かい使い勝手が向上している今回のアップデートについて、ソフトバンクBBでは「ユーザーから寄せられた要望を反映させたアップデート」と説明。「要望の多い録画機能についても対応するべく、開発を進めている」という。


(2009年 3月 19日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]