2009年は「サイボーグ 009」イヤー。DVDなど続々登場
-旧TVシリーズの再DVD-BOX化やPPV-DVD、イベントも
石ノ森章太郎が生み出した「サイボーグ 009」。'64年の連載開始から45周年を迎える2009年は、タイトルの「009」と同じ数字が含まれる年であることから、今年を「009 YEAR」として、テレビシリーズのDVD発売や、記念イベントなど、様々な「009」関連企画が実施されることが明らかになった。
日程/発売日 | タイトル | 概要 | 価格/入場料 |
4月14日 | サイボーグ 009展 | 関連資料の展示や DVDプロモーションなど | 無料 |
5月12日開催 | 「サイボーグ 009」 島村ジョー誕生日イベント | 島村ジョーの歴代声優が集結。 抽選招待制で、東映ビデオで 応募受付中。アニメセンター オフィシャルショップでのDVD 購入者先着20人優先招待も | 無料 |
5月16日発売 | サイボーグ009 1st.エピソードコレクション | サークルK・サンクスで限定先 行販するPPV-DVD。歴代TV アニメの第1話収録。その他 PPVコンテンツも収める | 1,380円 |
7月21日発売 | サイボーグ009 1968 DVD-COLLECTION | 2層5枚組 | 15,750円 |
サイボーグ009 1979 DVD-COLLECTION | 2層5枚組 | 15,750円 |
4月14日から5月10日まで、東京・秋葉原UDXにある東京アニメセンターでは、「サイボーグ009展」が開催。作品に関連する資料などが展示される。
さらに、5月12日には、同じく秋葉原のUDX THEATERにおいて、5月16日に迫る主人公・島村ジョーの誕生日と、「009 YEAR」を記念したイベントも開催。アニメの'68年版、'79年版、'01年版(平成版)の各シリーズで、「009」の声を担当した声優陣、森功至、井上和彦、櫻井孝宏の3人が集結するという。
サイボーグ009 1st.エピソードコレクション |
'68年版、'79年版、'01年版(平成版)の各シリーズから、第1話を収録したPPV-DVD。さらに、'66年に公開された劇場版第1作と、各テレビシリーズから厳選された10話を、ヴィジョネアの技術を使って視聴ロックしたPPVコンテンツとして収録。
携帯電話やPCなどから専用サイトにアクセスし、視聴用のパスワードを購入。DVDの画面に入力すると、再生できるようになるというもので、視聴料は劇場版作品は210円、テレビシリーズは105円で、1週間再生可能。また、'68年版から4話をセットにして420円で2週間再生できるものや、'79年版から5話を525円で2週間再生できるセットも用意する。
さらに、7月21日には、'68年版と、'79年のテレビシリーズを再DVD-BOX化。「サイボーグ009 1968 DVD-COLLECTION」と「サイボーグ009 1979 DVD-COLLECTION」として、各15,750円で発売する。全話収録したBOXで、片面2層ディスク5枚組み。'68年版は26話、'79年版は25話を収めている。
サイボーグ009 1968 DVD-COLLECTION | サイボーグ009 1979 DVD-COLLECTION |
「サイボーグ009」は、悪の組織ブラック・ゴーストの改造手術によってサイボーグにされてしまった、不死身の身体と加速装置を持つサイボーグ009=島村ジョーと、同じくサイボーグにされてしまった001~008の仲間達の物語。サイボーグとしての苦しみや悲しみと葛藤しつつも、世界の平和のため、特殊能力を発揮して戦い続ける様を描いている。
'68年版 | '79年版 | 平成版 |
(C)石森プロ・東映アニメーション | (C)石森プロ・東映 | (C)2001石森プロ/サイボーグ009製作委員会 |
テレビシリーズの'68年版は、2本の劇場版の後に放送されたモノクロのテレビ版。原作の設定と世界観を活かし、当時としては非常にSF色が濃く、時代を取り込んだメッセージ性の強いハードなヒーローものとなった。
'79年版は2度目のテレビシリーズ。アニメブーム真っただ中に、東映が制作、日本サンライズ(現・サンライズ)が製作を担当。より原作に近いキャラクターとオリジナルのストーリーによって構成され、流麗なキャラクタ―造形と繊細かつ重厚な演出でファンから支持された。
(2009年 4月 6日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]