NEC、外付けHDDにデジタル放送を録画可能な「VALUESTAR」

-フルHD液晶一体型など。Blu-ray/HDMI搭載ノートも


本体カラーが3色の液晶一体型「VN790/TG」

4月16日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 NECは、フルHD液晶やBlu-ray Discドライブを搭載したデスクトップ/ノートPCの新モデルを4月16日より順次発売する。価格はオープンプライス。



■ デスクトップPC「VALUESTAR」シリーズ

 店頭モデルでは、3モデルが地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを搭載。3モデルが地上デジタルのシングルチューナ搭載モデルとなっている。デジタルチューナ搭載モデルは、新機能として外付けHDDへの録画に対応した。いずれも4月16日に発売する。

 液晶一体型の「VALUESTAR N」では2モデルが21.5型フルHD液晶とBlu-ray Discドライブを採用。最上位モデル「VN790/TG」は地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナ仕様で、店頭予想価格は23万5,000円前後、地デジのみの「VN770/TG」は21万5,000円前後の見込み。

 また、19型/1,440×900ドット液晶で地デジチューナ/DVDスーパーマルチドライブ搭載の「VN570/TG」は18万5,000円前後の見込み。それぞれ、本体カラーはクランベリーレッド(R)と、ピュアホワイト(W)、ファインブラック(B)の3色を用意する。

 スリムタワー型でディスプレイが別体の「VALUESTAR L」では、最上位モデル「VL770/TG」(24万5,000円前後)が23型フルHD液晶とBDドライブ、3波デジタルダブルチューナを搭載。23型フルHD液晶/BDドライブ/地デジチューナの「VL570/TG」や、23型フルHD液晶/BDドライブ搭載でHDMI出力を装備、チューナ無しの「VL750/TG」もラインナップする。

 そのほか、水冷システム採用の「VALUESTAR W」(VW770/TG)は、22型/1,680×1,050ドット液晶とBDドライブ、3波デジタルダブルチューナを搭載し、店頭予想価格は26万5,000円前後の見込み。

VN790/TG

VL770/TG

VL770/TG

 上記モデルのデジタル放送録画機能では、ダイレクトモード(MPEG-2 TS)のほか、MEPG-4 AVC/H.264トランスコーダによる長時間録画にも対応。録画モードは、AVC記録モードとして、ファインモード(約8Mbps)、ファインロングモード(約4Mbps)、ロングモード(約2Mbps)を用意する。

 ダブルチューナ搭載の「VN790」は2番組同時録画に対応。なお、ダブル録画時には片方をダイレクトモードで録画することが必要となる。

 また、新たにUSB外付けHDDへの録画にも対応。1TBのUSB HDDに上記のファインロングモードで録画した場合、ハイビジョン解像度で最長約552時間分を録画できるという。USB HDDに録画した番組もBD/DVDへのダビング/ムーブが可能となっている。

 さらに、付属ソフト「SmartVision」による録画番組のカット編集も可能。編集後にBD(VN790/770)やCPRM対応DVD-R/RAMにダビング/ムーブできる。

 液晶一体型のNシリーズでは、NTTぷららによる映像配信サービス「ひかりTV」の視聴に対応した「プラスセレクション」も用意。従来はSTBや対応テレビのみで視聴可能だったVOD/多チャンネル放送のコンテンツが、パソコン上で視聴できる。テレビリモコンでの操作や、マウスでのチャンネル操作などが可能。店頭モデル「VN778/TG01B」(オープンプライス/店頭予想価格21万5,000円前後)や、直販モデル「GV281A/DE」、「GV281B/DE」、「GV281C/DE」を用意する。なお、「ひかりTV」はNTTの「光ネクスト」または「フレッツ光」ユーザー向けのサービスとなっている。

 主な仕様は、NシリーズのVN790/770のCPUがIntel Core 2 Duo E7400(2.80GHz)、メモリ4GBで、HDDはVN790が1TB、VN770が500GB。外形寸法と重量は538×259×373mm(幅×奥行き×高さ/ディスプレイ最大傾斜時)、約11kg。VN570はCPUが同じで、メモリ2GB、HDD 500GB、外形寸法と重量は465×251×359mm(同)、約9.4kg。

 LシリーズのVL770/750はCPUがIntel Core 2 Quad Q8200S(2.33GHz)で、メモリ4GB。HDDはVL770が1TB、VL750が500GB。VL570はCore 2 Duo E7400(2.80GHz)、メモリ4GB、HDD 500GB。外形寸法は3機種共通で、220×401×343mm(幅×奥行き×高さ/スタビライザ設置時)。重量はVL770/750が約9.5kg、VL570が約9.4kg。

 WシリーズのVW770は、CPUがIntel Core 2 Quad Q8200S(2.33GHz)、メモリ4GB、HDD 1TB。外形寸法は534×253×484mm(幅×奥行き×高さ/ディスプレイ最大傾斜時)、重量は約21kg。



■ ノートPC「LaVie」

 店頭モデルでは3機種がBlu-ray Discドライブを搭載し、うち2モデルは16型フルHD液晶を採用する。いずれもHDMI出力を装備。テレビチューナは搭載しない。また、付属ソフトでのAVCHDビデオ編集やBDへのダビングが可能となっている。

 BDとフルHD液晶を備えたLaVie Lシリーズ「LL750/TG」が4月30日発売で店頭予想価格は19万円前後、BD搭載で液晶が16型/1,366×768ドットの「LL700/TG」は4月23日発売で17万5,000円前後の見込み。カラーはスパークリングレッド(R)、スパークリングピンク(P)、スパークリングホワイト(W)、スパークリングブラック(B)の4色。

 BD/16型フルHD液晶に加え、GPUとしてNVIDIA GeForce 9600M GSを搭載したLaVie Cシリーズ「LC950/TG」が4月16日発売で、23万円前後の見込み。

 主な仕様は、LL750とLL700のCPUがIntel Core 2 Duo P8600(2.40GHz)、メモリはLL750が4GB、LL700が2GB。HDDはいずれも320GB。外形寸法は378×266.8×40.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.1kg。LC950もCPUは同じで、メモリは4GB、HDDは500GB。外形寸法は384×279×44.2~47.2mm(同)、重量は約3.4kg。

LL750/TG

LaVie Lのカラーは4色

LL950/TG



(2009年 4月 14日)

[AV Watch編集部 中林暁]